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バカにされる【意識高い系】ビジネスマンの特徴3つ

学び

 こんにちは、戦略コンサルタントのShinです。今日のテーマは「バカにされる“意識高い系ビジネスマン”に見られる3つの特徴」です。

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※画像はイメージです(以下、同じ)

 ぼくは大学生のころからよく「意識高いね(笑)」と言われてきました。「意識高い系」というレッテルはなかなかに怖いものです。

意識高い系は周囲からこう見られている

 一度でも意識高い系というレッテルを貼られると、周りからは下記のように見られます。

・何もしていないくせになんかかっこいいことを言っている
・すぐ「参考になりました!」とかいってよくわからないニュースをFacebookに投稿しちゃう
・「イノベーション」「オムニチャネル」「シンギュラリティ」とかいう横文字を良く使っている
・ただの大学生orサラリーマンなのに「起業」「経営者」という言葉に敏感
・専門性がなく自己啓発書ばっかり読んでいる

 こういうような先入観を持たれてしまうと周りの人からどんどん浮いていきますし、女性にもモテません。できればそうはなりたくないですよね。

 では、「意識が高い」と言われてバカにされてしまう人の特徴は、どのようなものなのでしょうか。

1.語る言葉がすべて借り物

 バカにされる意識高い系は、自分でもよくわかっていない言葉をなんとなく使いがちです。

 大学生のとき、ぼくはコンサルタントに憧れており、いわゆるコンサルフレームワーク的なモノを仕入れてそれを友達に話したり就職活動のグループディスカッションで使ったりしていました。

 しかしながら、自分でモノを売った経験もなく、企業で働いたこともないフツーの大学生がそんなことを言っても、説得力を持ちません。どこかで仕入れてきた適当な言葉を、適当に使い続けていると、「あいつ、また意識高そうなこと言ってる(笑)」とバカにされてしまうのです。

 何か新しい言葉を使いたいのであれば、その定義や背景、実際にどのような場面で使われているのか、何がその「新しさ」を形作っているのかなどなど、徹底的に突き詰めましょう。

・イノベーションとは具体的に何を指すのか?
・どのように分類できるのか?
・今回のお客さんに適用するためにはどうすればいいのか?

 そのようにキークエスチョンを並べて考え、調べていくと、単なる意識高い系を脱することができます。

2.言うだけで行動しない

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「言っていることが大きい割に行動が伴っていない」というのも、バカにされがちな意識高い系に見られる特徴です。

「これからの社会では人に雇われていてはダメだ!」「スタンフォードの教育はさすが。このままでは東大への入学者が激減する」と言うのはいいのですが、「じゃあ、あなたはそれを解決するために何をしたらいいのですか」と問われても、答えを持たないケースです。

 その結果「それっぽいこといってるけど何もできない人」という認識を周りからされ、どんどん浮いていってしまいます。

 そういう切ない存在にならないためには「自分の言ったことを実際にやってみる」、言いかえれば「口と手を連動させる」ということが重要です。

「雇われているだけではダメだ」というのであれば、実際に自分で稼ぐ経験をしてみれば良いし、「上司がダメだ」というなら、上司を押しのけてでも自分で成果を出す方法を考えればいいのです。

 実際にやっている人の言葉と、ただコメントするだけの人の言葉の重みはまったく違います。行動が伴っていれば、「意識高い系」ではなく、「本当にすごい人」という認識に変わっていきます。

3.学びが血肉になっていない

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 意識高い系だとバカにされる人たちがよく使うワードとして、

「参考になりました!」
「気づきを得ました!」

 などがあります。

 学ぶことはもちろんいいことなのですが、それだけでは何にもなりません。学んだことは「教える」という形でアウトプットし、自分の理解を深め、他の誰かの役に立つことが大事なのです。

 自分の経験や知識は、アウトプットして初めて形になります。単純に「読んだことある」「やったことある」では他と差別化できません。

「自分なんかが他人に教えることなどできない」と怖じ気づく気持ちもよくわかるのですが、その恐怖を乗り越えて誰かに教えてみてください。家族でも恋人でも友人でも、自分が学んだことをしっかり咀嚼(そしゃく)し、その人たちの状況に合わせて有効活用できるように教えるのです。

 そういうことを続けていると、自分の理解が深まって言葉に重みも出ていき、周りの人からも感謝されるようになっていきます。

 上を目指して努力することは素敵なことですし、まじめな話をするだけで「意識高いね(笑)」とバカにする風潮は、ぼくは好きではありません。しかし、そのようにバカにされないためには、単に「学ぶ」だけではなく、実際の行動に落とし、成果を見える化していく必要があります。

 一緒に楽しく頑張っていきましょう。

<TEXT/Shin>

某外資系コンサルティングファームで戦略コンサルタントとして勤務したのち、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定等の業務に従事。ビジネス書作家。ブログ「Outward Matrix」、オンラインコミュニティ「Players」を運営。無料メールマガジンも好評配信中

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