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コンサル業界のキャリア・パスってどうなってるの? デメリットは?

キャリア

 学生に人気の就職先、コンサルティング業界の意外と知らない事実を教えるこの連載前回の記事では、コンサルティング会社の給与について書きました。

 とくに戦略コンサルティング会社は、3年ごとに昇格する必要がある制度「Up or Out」が存在するため、給与が長期間保証されるものではありません。

オフィスビル

※画像はイメージです(以下同じ)

 そのため、コンサルティング志望者は、一過性の給与面だけでなく、その企業で何が身につくのか、その後、どのようなキャリア・パスを描けるかを押さえるべきなのです。

 今回の記事では、他社への転職も含めて、具体的にどのような入社後のキャリア・パスがあるかについて書いていきます。

【第4回】戦略コンサルタントのキャリア・パス

 戦略コンサルティング会社で身につけることができるスキルは、以下に列挙したとおりです。詳細については改めて紹介したいと思いますが、これらのスキルを2~3年など短期間で身につけられることが、戦略コンサルタントになるメリットのひとつでしょう。

戦略コンサルタントで身につくスキル
・ハード・スキル
・Power Point、ExcelなどのOfficeソフトのスピーディな操作
・ソフト・スキル
・ロジカルシンキング、仮説思考、論点思考などをはじめとした思考方法
・必要な情報を効率的に手に入れるリサーチ・スキル
・限られた時間の中で最高の成果を出すというプロフェッショナリズム
・大企業の組織文化・構造を理解した上での高度なコミュニケーション能力
・広いビジネス知識

 一般的な会社に就職すると、営業、購買や経理など特定の機能を持った部署に配属され、会社の事業に基づいて割り振られたルーティンの仕事を担当します。

 対して、戦略コンサルティング会社の場合、ゼロベースでクライアントが持つ課題と解決策を体系的な思考方法で考えることができます。

 接する相手も、大企業の部長級以上なので、戦略コンサルタントは若くして広い視野で会社を考え、適切なコミュニケーションを身につける必要に迫られます。プレッシャーは相当なものですが、同時に短期間で貴重なスキルを一気に身につけることができます。

戦略コンサルタントの経歴はどう続く?

受付・ビジネスウーマン

 こうしたスキルを活かすことができる仕事は多いため、さまざまなキャリア・パスが可能です。

 ここでは、転職先として多いキャリア・パスを給与・金銭メリットと、キャリアリスク(リストラもしくは、社長なら廃業)で分類しました。給与・金銭面を考慮しない転職はほとんどないはずですし、転職エージェントや業界OBの目から見ても納得性の高い分類になっていると思うのでぜひ参考にしてみてください。

1.プロフェッショナルとしてのキャリア・パス(ミドルリスク・ミドルリターン)
・社内で昇進を目指す
・同業他社へ転職
・ファンド(ベンチャーキャピタル・PEファンド)へ転職

2.事業会社に転職し、高い「時給」と雇用安定化を図る(ローリスク・ローリターン)
・事業会社の経営企画、マーケター、総合商社の事業投資部など

3.独立・起業: IPO・Exitでキャピタル・ゲインを目指す(ハイリスク・ハイリターン)
・起業、もしくは役員としてベンチャーへ入社