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カオス!ゴミ処理場で「大量のゴミを眺めて酒を飲む」イベントに行ってみた

暮らし

 知らなかった。まさかゴミを眺めながら飲むお酒が美味しいなんて。

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目の前に広がるのは大量のゴミ

 ここは東京都武蔵野市にある武蔵野クリーンセンター。いわゆるゴミ処理場です。ここでお酒を片手にゴミ処理場を見学できる「ごみピットバー」というイベントが昨年12月14日から今年2月2日まで、計5回開催されています。いい感じに狂っています。

 三鷹駅からバスで10分。武蔵野市役所前に到着して地図を辿ると、思わず二度見しました。いかにもゴミ処理場というような不恰好で地味な建物かと思ったら、まるで代官山にでもありそうなオシャレビルです。

ゴミ処理場のイメージがガラリと変わる建物

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2017年にグッドデザイン賞を受賞したゴミ処理場

 通常、ゴミ処理場は身を隠すような“閉じる”発想で設計されるなか、この武蔵野クリーンセンターは“開く”発想で作られたんだとか。それは外観だけのことではなく、予約なしで自由に見学できることや、マルシェや子ども向けのワークショップなどのイベントも積極的に開催されていることにも通じています。

 これぞ、次世代型のごみ処理場。今回のようにお酒を飲むイベントは初の試みのようです。

童心に帰るゴミ処理場見学

 早速お酒をいただこう……とその前に、まずは見学コースに案内されました。施設はぐるっと一周できるような設計で、どの入り口から入館しても見学しやすくなっています。

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中央管理室は24時間体制

 ゴミ処理場なんて小学生ぶり。参加者の大人たちは興味津々で聞いています。中央管理室では職員の方が解説しながらガラスの壁にタッチすると、ゴミの焼却量や焼却炉の温度などの数値が映し出されました。スマートな最新設備に参加者から驚きの声が上がります。

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白を基調にした施設内は爽やかな印象

 ゴミを集めて、分別して、燃やして、灰にして……子どものときと違い、知らなかった! というわけではないけれど学び直す面白さがありました。

 そういえば、小さいころはゴミ問題にとても関心を持っていましたが、大人になるにつれていつのまにか薄まっていました。忘れていた環境への問題意識を思い出させてくれました。

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