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カオス!ゴミ処理場で「大量のゴミを眺めて酒を飲む」イベントに行ってみた

暮らし

大量のゴミに向かって「眺めがいい」

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このほかに武蔵野産のクラフトビールも用意されていた

 しっかりお勉強したら、いよいよ飲酒タイムです。果汁を絞った後のゆずを活用した「ゆず廃ボール」、大根の皮を活用した「大根モ皮ート」など、ゴミにちなんだカクテルが用意され、細部までこだわりを感じます。今回のイベントは実証実験だったこともあり、参加費は無料・ワンドリンク付きで太っ腹です。

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点在する緑色は武蔵野市指定のゴミ袋

 席について、「ごみピット」という回収されたゴミを溜める大きな部屋を覗くと、高層ビルの吹き抜けのような空間に大量のゴミが! 圧倒される光景です。見晴らしの良さも相まって、生まれてはじめてゴミに「眺めがいい」という言葉を使っていました。

「この建物は美術館のようなイメージで設計しました。ゴミが美術館の作品みたいなものです」

 武蔵野市環境部クリーンセンターの関さんが解説してくれた言葉に納得。確かにこれはアートですね。

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ゆず廃ボール、廃鶏の筑前煮物、さつまいものきんぴら。健康的な味がする

 ゴミを眺めながら乾杯。ゆず廃ボールのふんわりした香りに包まれ、500円の和食のおつまみも優しい味付けで美味しい。近所にあってもリピートしたくなるバーです。

ゴミを掴むクレーンの動きが爽快!

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ゴミと酒は意外と合う

 ぐちゃぐちゃのゴミのかたまりをザバーン! クレーンが目の前にくるととにかく迫力があり、豪快な動きを見ているとかなりの爽快感があります。ストレス発散にもなりそうです。

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クレーンにひっかかったゴミは手作業で掃除するらしい

 このごみピットは5階建てのビルがすっぽり入るほどの大きさで、最大6日分のゴミを溜めることができるんだとか。燃え方に偏りがでないよう、生ゴミや粗大ゴミなどのいろんなゴミをひたすらかき混ぜて均一にしています。

 布団や靴下など形がわかるゴミを見つけては“ウォーリーを探せ”のような遊びをしてしまいます。双眼鏡を持ってくればもっと楽しめたかも。

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