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「転職サイト」20代に最も支持されているのは? リアルな利用動向から判定

学び

いつでも語れるよう経験や実績を整理

 転職はあなた自身の一大イベント。ですが、転職サイトをはじめとする関連ビジネスには様々なモデルがあり、収益構造によって注力ポイントは異なります。採用企業側もまた、採りたい人材のレベルや給与、人事リソースや費用対効果によって、サービスを使い分けています。特徴や希望企業の事情に目を向けつつ、上手に使いこなしていきましょう。

 人生100年時代、何度かの転職や起業、また起業とまでいかないフリーランス経験が一般的になろうとしています。筆者の経験を振り返ると、年齢を重ねるにつれ、培ったリアルな人的ネットワークやSNSなどでの発言が新たな仕事の縁を運んでくることが増えてきています。無償ボランティアでの働きぶりがスカウトにつながったという話も、実際耳にします。

 職務経歴書など初体験することが多いと思いますが、キャリアの棚卸しは、転職願望のないあなたにもお勧めです。営業資料を常にもち歩くように、いまあなたができること(知識、経験や実績)、これからできるようになること(熱意)、その結果明るくなる社会像(ビジョン)は、いつでも誰にでも語れるように整理し、そして日々バージョンアップするといいでしょう。

 転職サイトやエージェントの力を借りて市場動向をつかみつつ、魅力的な仕事の方があなたを迎えにきてくれるようなビジネスライフを目指してくださいね。

<TEXT/清水響子>

【調査・分析データについて】
ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズが提供する、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用しました。データはヴァリューズ保有のPC及びAndroidスマートフォンモニター(20代以上)での出現率を基に、国内ネット人口に換算して推測しています

法政大学院イノベーション・マネジメント専攻MBA、WACA上級ウェブ解析士。CRMソフトのマーケティングや公共機関向けコンサルタント等を経て、現在は「データ流通市場の歩き方」やオープンデータ関連の活動を通じデータ流通の基盤整備、活性化を目指している

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