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恐怖の「ブラック企業体験イベント」に見る19の特徴。私の会社は大丈夫?

ビジネス

「ブラック企業なら、さっさと辞めればいいのに」

 過労死が問題になるたびに、こんなふうに言う人がいます。しかし、ブラック企業の現実は想像してもしきれません。

ブラック企業

ブラック企業は未経験の筆者。怖いけどちょっと気になる……ジェットコースターに乗る前のような気持ち

 果たしてブラック企業の現場とはどんなものなのか。ブラック企業にいると人はどうなるのか。11月23日勤労感謝の日に行われたブラック企業体験イベント「THE BLACK HOLIDAY」は、ブラック企業をリアルに再現することでその疑問に答えてくれました。

着いた途端、もうそこはブラック企業

 実際のエピソードをもとにした真っ黒な90分。ブラック企業の現実を知るとともに、自分の会社は大丈夫かチェックも兼ねて見ていただきましょう。

 設定されたブラック企業は「株式会社スーパーミラクルハッピー」という健康器具の会社。名前からしてウサン臭いですが、ここに新入社員として参加します。

 エレベーターの扉が開くとフロアの空気が違いました。なんとなく物騒な雰囲気が漂います。

ブラック企業

受付には高圧的な態度の社員が……

「新入社員なんだから30分前に来なきゃダメじゃない」

 さっそく怒られてしまいました。

「じゃあタイムカードに名前書いて。タイムカードはこっちで預かりますからね」

【ブラック1】勤務時間を操るために社員にタイムカードは渡さない

朝礼がおかしい

ブラック企業

すぐそこで上司が見張っている

 入室すると、目の前に現れたのはデスクでふんぞり返る上司。

「掃除をしろ! 掃除!!」と一喝され、急いで雑巾を手に取り、机を拭いていきます。他の参加者の新入社員も言われるがままに動いていて、ブラック企業の世界はすでに出来上がっているようです。

ブラック企業

序盤は自分の中でイベント感が拭えず、ブラック企業の空気にうまく入り込めない

「よーし、朝礼の時間だ! みんな席につけ! ほらァ、さっさと動け!」と怒鳴る上司。口調は完全にヤクザです。

「これが我が社の社訓だ。体に叩き込め!」

 パワハラ上司は、スパルタ教育のごとく指導していきます。

「続けて声を出すように!『私たちは人類の健康に寄与します』はい!」

「私たちは人類の健康に寄与します」

「声が小さい!! そんなので寄与できんのか!? もっとでかい声出せ! 出る出ないじゃない、出せよ!」

 時には机を蹴って大きな音をたてたり、至近距離で睨みつけてくるので、少し萎縮してしまいます。そして決め台詞がこれ。

「スーパー! ミラクル! ハッピー!!」

 腕を交差させた後ぐるぐる回し、最後は飛び跳ねてバンザイをするというコミカルな振り付けつきです。これにはちょっと笑いそうになります。でもイベントだから余裕があるだけで、実際に入社してたらドン引きして硬直してたでしょう。

【ブラック2】朝礼が異様なテンション

 一通り朝礼指導が終わると、自己紹介と夢の発表です。そして「朝礼は時間外労働。ウォーミングアップには給料発生しないから」と強調されました。仕事はまだ始まっていませんでした。

【ブラック3】 朝の掃除や朝礼は時間外労働