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社内不倫の相手が急変。身に覚えがない「セクハラ」騒動で大ピンチ

暮らし

出世してから狂い始めた、夫婦の歯車

 アヤメさんが過去を振り返ったとき、ターニングポイントは夫である圭介さんの昇進だったと言います。

「夫は昇進するまでは、『仕事よりも、アヤメとの生活のほうが大事』と言ってくれて、どんなに忙しくても記念日やお祝い事は忘れずにしてくれていました。海外旅行にも頻繁に行き、プレゼントもお互いに送りあっていましたね。でも、夫は昇進してから、朝帰りや出張が増えて一緒に過ごす時間が少なくなったんです」

 アヤメさんは、仕事で結果を出す圭介さんを応援したく、咎めることは一切しなかったと言います。

「営業部が忙しいことは知っていたし、業務時間外での接待や社内外の人間関係の調整に、時間がかかることは私自身も知っていたので、黙って応援していました」

同期から「話したいことがある」突然の不倫告白

電車・車内イメージ

 そんななか、「話したいことがある」とアヤメさんの仲良しの同期に呼び出されたそうです。

「思い詰めた表情で、同期の女の子に呼び出されました。それでいきなり、『はっきり言うけど、圭介が部下と不倫してるの知ってるの?』と言われました。突然すぎて、何がなんだかわからなくて笑ってしまいました。『なに言ってるの? からかってる?』って」

 笑い飛ばそうとするアヤメさんに対し、同期の話は続いたそうです。彼女によれば、圭介さんと部下の女性がかなり前から噂になっていて、その関係は営業部の誰もが知っているという話でした。

「不倫相手は夫の直属の部下でした。25歳とかなりの年下で、部下に手を出したことにも愕然としたんですけど、私は妻として一切疑うことなく、むしろ出張も『がんばってきてね!』って毎回快く送り出していたので、情けなくなりました」

 常軌を逸して、職場でイチャつく圭介さんと不倫相手の行動に耐えられなくなり、同期は心配してアヤメさんに報告したとのことです。

「その夜、同期から聞いた話を夫に全て話しました。冷静に淡々と『~っていう話を聞いたんだけど、本当?』って。夫は私の話を聞いて、その場で泣き崩れました」

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