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【Z世代は何を想う】老舗企業カンロで描く「ゆるバリキャリアヒューマン」とは?

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【お菓子業界について】最近の動向をどう見ていますか?


武江さんインタビュー風景2

お菓子を通して人の心に豊かさを届けたい、と話す武江さん


― 最近のお菓子業界の動向を、武江さんはどのように捉えていますか?

武江さん:ちょっと反逆的な言い方になってしまうかもしれませんが、最近注目されているサステナブルやSDGsの観点からいえば、お菓子をつくらずに砂糖のまま売った方がいいというふうに考えることもできてしまうと思います。もちろん、サステナブルやSDGsは大切ですが、それでも私たちがお菓子を作っているのは、お菓子が人の心を豊かに、幸せにできるものだからだと思うんです。その気持ちをどの企業も忘れずに、業界全体で大きくなっていけたらいいですよね。

【会社と社会を引っ張る未来】1年後・5年後・10年後の自分


社内で座る席は毎回ランダム。さまざまな人と同じテーブルになることで、部署の垣根を超えた交流が生まれるそう(現在はリモートワークも推奨されています)


― 1年後の目標を教えてください。

武江さん:そろそろ企画の流れみたいなものは掴めてきたかなと思うので、次は業務改善をやっていきたいです。今の課題は業務の全体量が多く、企画職のコア業務であるクリエイティブに割ける時間が少なくなってしまっているところなので、省ける部分は省いて、もっと考える時間を増やしていきたいですね。

― 5年後はいかがでしょうか?

武江さん:今は一つの商品を通してカンロを知ってもらうという業務なので、次はまずカンロという会社を知ってもらって、そこから「あ、こういう商品があるんだ」という認知の仕方につながるよう貢献できたらと思っています。

営業であれば、「あ、カンロの社員さんってこういうふうに働くんだ」というところから商品を知ってもらうこともできますし、個人的には広報にも憧れているので、カンロのアピールをして、「最近はこういうキャンディがあるんだ」というような驚きや興奮を届けられる立場になれたらと思います。

― 10年後についても教えてください。

武江さん:カンロの企業価値を高められるよう貢献できたらいいなと。今までキャンディにあまり触れてこなかった人たちに、カンロを認知してもらって、キャンディを知ったり、食べたりできる機会を増やしてもらいたいですね。

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