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「熱燗は酔いやすい説」は本当か?自宅で楽しむコツを“お酒のプロ”が解説

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熱燗は酔いやすいは本当なのか?

熱燗

 ちなみに「熱燗は酔いやすい」と良く言われるが、これはアルコール自体が人間の体温と同程度になってから吸収されるためだ

 氷を入れたカクテルや冷えたビールの場合、アルコールを吸収するのに時間がかかる。そのため、自分の限界を超える量を飲んでしまうことが多い。一方で熱燗などの温かいお酒は体温に近いため、体内への吸収が早い。その結果、酔いやすくなるというわけだ。

 つまり、酔いやすい分セーブできるというメリットがあるので、熱燗は飲み過ぎを防ぎやすいとも言われている。酩酊するまで飲んでしまいがちな人にこそ、熱燗をおすすめしたい

 温かい日本酒を飲みながらおでんやおつまみをつまんで楽しめるのは今だからこそ。旬のネタを使ったお寿司と合わせるのもおすすめだ。日本酒の飲み方は四季折々によって異なり、それぞれ違った良さがある。冬ならではの「熱燗」をぜひ楽しんでほしい。

<TEXT/J.S.A認定ソムリエ 吉川大智 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>

40か国200都市の酒場を飲み歩いたJ.S.A認定ソムリエ。バーテンダー、ワインバーマネージャーを経て現在多数のメディアで記事を執筆するライターとして活動中。日光浴と散歩が日々の生きがい
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