bizSPA!フレッシュ

同棲していた彼女が突然蒸発…居なくなって「ドス黒い一面」が明らかに

コラム

実家に電話してみたら…

 ところが、電話に出た彼女の母親からは「警察に突き出してくれて結構です」と予想外の一言。持ち逃げされたお金の返済も拒否されたといいます。

「冷めた口調で『もう娘とは思っていませんし、こちらに言われても困ります』と取りつく島もありませんでした。そこで警察に相談することも考えましたが事情聴取とかいろいろ面倒そうですし、これ以上かかわりたくなかったので諦めました」

 ただし、財布から盗られた3万円は次の給料日までの生活費。約10日を数百円の小銭で乗り切るのは不可能なので友人にお金を貸してもらったり、事情を知った職場の先輩に食事をご馳走になったりしてピンチをしのいでいたそうです。

被害額も大きいが、加えて女性不信に…

金欠

「これに加え、合鍵を持っていかれてしまったので新しい鍵への交換費用で3万5000円かかり、被害総額は約11万5000円。まったくひどい目に遭いましたよ。彼女のその後については何も聞いていませんし、知りたくもありません。おかげでこっちは女性不信になり、あれからずっと独り身のまま。結婚したい気持ちもないわけじゃないですが、元カノのことがトラウマになってしまい、気になる女性がいてもアプローチする気になれないんです」

 金銭的な被害もさることながら彼が負った心の傷は、それよりも大きなものだったようです。

特集・涙の金欠エピソード

<TEXT/トシタカマサ イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>

ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中

おすすめ記事