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歌謡曲からシティポップまで。「昭和」を歌うタイ人美少女アイドルを現地取材

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初代『ガンダム』から『AKIRA』まで

 バイファーンちゃん、これらの歌手の名前を言うとき、必ず“さん”とつけています。尊敬の念の表れですね。彼女の1980年代への愛は音楽にとどまりません。

「アニメも大好きで初代『ガンダム』から『AKIRA』、『鎧伝サムライトルーパー』、『クリーミーマミ』など家にあったビデオを片っ端から観ていました。日本のポップカルチャーが当時からタイでは浸透していて、タイ語の吹き替え版が販売されていたのです。日本のポップカルチャー専門雑誌も出版されていて、それも私の愛読書でした(笑)」

 これだけ日本のドラマやアニメなどがタイで紹介されていたことが驚きですね。昭和の日本人がアメリカやイギリスに憧れていたように、当時のタイ人は日本に憧れていたのでしょう。

シティポップがタイで人気!

バイファーンちゃん

タイでシティポップがブームだと語る、バイファーンちゃん

 そして、高校生の頃、山下達郎や竹内まりや、松原みきなどのシティポップ歌手の曲に出会います。シティポップとは1980年代に洋楽の影響を受けながら都会的なセンスで作られたニューミュージックのいちジャンル。最近、欧米で人気という話も聞きますよね?

「山下さんの歌う『RIDE ON TIME』を使ったマクセル・カセットのCMをYouTubeで観て衝撃を受けました。竹内まりやさんの『プラスチック・ラブ』も同じくです」

 彼らの曲がきかっけでレコード収集を始め、現在、約50枚を持っています。

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