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「奨学金2400万円」の医学部生も。“借りる大学生”の実態を取材した結果

コラム

複雑な分、意外といろいろな手段がある

千駄木雄大氏

――本書で現役大学生の座談会を開催していましたが、いま給付型をもらう人も以前に比べれば増えているようですね。

千駄木:昔は「あしなが育栄会」など数えるほどしかなかった給付型の奨学金制度が、少しずつ充実してきていますからね。JASSOが給付型を始めた2017年以降に入学した大学生だと、給付型をもらっている人もチラホラいるようです。

 いまの高校生も場合によっては、ひとつぐらい何か引っかかる給付型奨学金もがあるかもしれません。貸与型に関しては、図書館でも奨学金関連の書籍や雑誌が参考になります。奨学金は複雑な分、意外といろいろな手段があるので、大学進学をしたい人は諦めずにそうした情報へアクセスしてほしいです。

<取材・文/伊藤綾 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>

【千駄木雄大】
編集者/ライター。1993年、福岡県生まれ。出版社に勤務する傍ら、雑誌「ギター・マガジン」などで執筆活動中。「東洋経済オンライン」にて「奨学金借りたら人生こうなった」、「ARBAN」にて「ジャムセッション講座」を連載中。著書に『奨学金、借りたら人生こうなった』(扶桑社新書)がある

1988年生まれ道東出身。いろんな識者にお話を伺ったり、イベントにお邪魔するのが好き。SPA!やサイゾー、マイナビニュース、キャリコネニュースなどで執筆中。毎月1日に映画館で映画を観る会“一日会”(@tsuitachiii)主催

奨学金、借りたら人生こうなった

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