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ラーメン、牛丼、パン…「不健康な食生活」でもやせられるコツ。管理栄養士が教える

暮らし

牛丼を食べても太らない「食べ方」

牛丼

―――自宅で食べるときはどうですか。

岸村:自宅でラーメンを作る場合は、麺を少なめにして具沢山にしましょう。お勧めしたい食材は「エノキタケ」です。白く細長い形状のエノキタケはうま味や食べ応えにもなります。麺が少なくても満腹感を得やすくなり、食物繊維もプラスできます。卵や豆苗、カット野菜と一緒にスープに煮込んでもいいでしょう。手軽にバランスが良くなり、満足感もアップします。

―――食べ方の工夫は大事ですね。牛丼好きな人はどんな食べ方の工夫をしたらいいでしょうか。

岸村:まず知っていただきたいのは、牛丼は食べ方がとても大切です。牛丼には見えない脂肪分が含まれ、甘辛ダレは多めの糖分と塩分、ご飯だけでも約400 kcal。そのためドロドロ血が溜まりやすい血管を作る要素がいっぱいです。血管が詰まりやすくなると血管系や心臓の病気で倒れるリスクが高くなります。20代から病気のリスクを伴う食事を続けていると、30代以降に体調を壊してしまう可能性が多くなります。

牛丼よりも「牛皿」を注文するべき

―――とはいえ「やっぱり牛丼!」と大好きなサラリーマンも多いです。

岸村:では大好きな牛丼をやめられない人のための食べ方をお伝えしましょう。牛丼が食べ方次第で、栄養バランス食になります。それは牛皿定食。牛皿定食にして、ご飯少なめ、みそ汁と野菜を頼んでおくことです。牛皿にすることで、甘辛ダレの摂取量を減らすことができます。また牛丼をかっこんでしまうと早食いの原因に。

 その点、牛皿はご飯と牛肉が分かれているし、味噌汁や野菜を摂ることでバランス食にもなります。「やっぱり牛丼がいい!」という人は牛丼をご褒美と考えて、なるべくサラダや具材から食べるようにしたり、頻度を考慮するとよいでしょう。

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