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KDDIのような通信障害が起きても困らない対処法。節約にもなる

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フリーWi-Fiスポットも把握しておきたい

 これらの方法のいずれも取り入れるのが難しい場合、通信障害発生時はWi-Fiに頼ることになる。自宅周辺や通勤ルートなどでフリーWi-Fiを使える場所は平時から把握しておきたい。

 コンビニであればローソンやファミリーマート、外食チェーンならマクドナルドやロッテリア、ドトールのWi-Fiサービスがおなじみだ。また、JR東日本が提供する「JR-EAST FREE Wi-Fi」をはじめ、都営地下鉄や西武鉄道、JR西日本、近畿日本鉄道など、駅構内でのWi-Fiサービスを提供している鉄道会社も多い。

 Wi-Fiスポットを探すときは、「タウンWi-Fi」というアプリを使うと便利だ。現在地や指定した場所周辺のWi-Fiスポットを地図や一覧で表示でき、アプリ経由で接続することで、サービスごとの個別の登録手続をせずに利用できるようになる。

通信障害

「タウンWi-Fi」は、近隣のWi-Fiスポットが地図上に表示される。平時のうちにチェックしておきたい

 なお、このアプリは近隣のWi-Fiに自動接続する機能を備えているが、必要ないときには逆にうっとうしいことがある。通常は接続したくないWi-Fiスポットは、アプリ内の一覧から「自動接続をやめる」を選んでおくとよい。

公衆電話の場所も知っておくべし

 今回の通信障害では、公衆電話が再注目された。こちらもWi-Fiスポットと同様に、身近で利用できる場所を把握しておくと安心だ。公衆電話の設置場所は、NTT東日本と西日本がそれぞれマップを公開しており、郵便番号や住所、駅名から探すことが可能だ

通信障害

NTT東日本の「公衆電話設置場所検索」。屋外設置のものと、施設内に設置されたものがアイコンで分けて表示される

 公衆電話を使う場合に備えて、テレフォンカードも持っておきたい。すっかり目にする機会が少なくなったが、主要コンビニでは今も取り扱いがある。また、金券ショップに足を運べば、額面より安く入手できるかもしれない。かさばるものではないので、財布やスマホカバーのポケットに1枚入れておきたい

 キャッシュレス決済が使えなくなった場合に備えて、現金も用意しておきたい。自分のスマホが通信障害の影響を受けてない場合でも、店頭の決済端末に影響が出て使えなくなる可能性も考えられる。ある程度の金額を用意して、かつ自動販売機など大きな額面の紙幣が使えない場所での使用も考えると、1万円札もしくは5千円札+千円札数枚などの組みあわせがよさそうだ。

 なお、今回の通信障害対策の話からは少々それるが、公衆電話では災害などで停電している場合にテレフォンカードが使えなくなる。現金を用意する際には、10円玉、100円玉もある程度確保しておくと安心だ。

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