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玉木宏が明かす“今の自分”を作った20代の記憶「かなり現場で怒られました」

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責任ある立場が自分を作っていった

極主夫道

(C) 2022「極主夫道 ザ・シネマ」製作委員会

――チヤホヤされていた時期から、姿勢が変わったきっかけなどはありますか?

玉木:20代のころは、今のように主演をやらせていただく機会などは数えるくらいしかなかった。でも20代後半から30代は主演作品が増えたり、主演でなくても責任感のある立場がどんどん増えて、変わっていったと思います。

――立場が自分を作っていった部分もある?

玉木:まさにそうだと思います。環境が自分自身を作っていってくれたと思います。

連続ドラマ初主演作で「怒られた」記憶

玉木宏

――周囲からガツンと言われて覚えていることなどはありますか?

玉木:たくさんありますけど、たとえばNHKで『氷壁』(2006、連続ドラマ初主演作)というドラマに出させていただいたとき、かなり現場で怒られました。それまではライトな役柄が多かったのですが、その作品はかなり社会派だったこともあって、「もっと追い込め!」と監督からも指導していただきました。

 当時は「ちくしょう」と思ったりもしましたが、言われていることは理不尽なことではないし、作品に愛情を持っているからこその言葉でした。集中力が身についた現場だったと思いますし、とても勉強になりました。当時の記憶は今もしっかり覚えています。

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