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恒松祐里23歳が語る、20代で起きた意識の変化「ゴールはひとつじゃない」

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 連続テレビ小説『おかえりモネ』での好演や、Netflixドラマ『全裸監督』シーズン2での体当たりの演技など、話題作への出演が続いている女優・恒松祐里さん(23)。2005年デビューの子役時代から活躍している恒松さんが、2004年にインターネット掲示板で話題となった都市伝説「きさらぎ駅」をモチーフにしたホラー『きさらぎ駅』で、映画初主演を果たしました。

恒松祐里

恒松祐里さん

 都市伝説「きさらぎ駅」を卒業論文の題材に決めた、民俗学を学ぶ大学生・春奈を熱演し、念願だった映画初主演を叶えた恒松さん。その気持ちや、20代に入っての意識の変化などを聞きました。

22歳までに映画で初主演!

きさらぎ駅

(C) 2022「きさらぎ駅」製作委員会

――意外なことに、本作が映画初主演なんですね。

恒松祐里(以下、恒松):主演でというお話をいただいて、「ついに!」と思って、すごく嬉しかったです。実は自分の中での密かな目標として、22歳までに初主演を叶えたいという気持ちがあったんです。この作品のクランクインが23歳の誕生日の2日前で、ぎりぎり23歳になる前に叶いました。

――そうなんですね! でも22歳というのはどこから?

恒松:私のラッキーナンバーなんです。数字自体も好きですし、中学生のときの出席番号が22番だったのと、あとは猫好きなので、何か縁を感じていて、マネージャーさんにも誰にも言わずに、自分のなかで目標にしていました。

電車の中ホールケーキでお祝い

恒松祐里

――本作のもとになった都市伝説については知っていましたか?

恒松:母たちは知っていたようですが、私はもともと都市伝説とかホラーとか、怖いものが苦手なので、知りませんでした。ただ今回の作品の場合は、FPS(一人称視点)という手法を取っていて、体験型というか、普段ホラーが苦手な人でもテーマパークに行くみたいに楽しめる作品になっているんです。私も、出来上がった映画を観たときに、無意識にポロっと「あー、面白かった」と心からの声が出ていました。

――撮影現場はどんな雰囲気だったのですか?

恒松:和気あいあいとしていました。電車を貸し切りにして撮影したり、線路の上を歩いたり、トンネルの中をくぐったりと、非現実的な撮影だったので、みんなでその体験を楽しんでいました。さっきお話しした22歳の誕生日のときは、新浜松駅で撮影をしていて、電車内にホールケーキを持ってきていただいてお祝いしてもらったんです。

 これまで誕生日にがっつりお仕事が入っていたことがなかったので、初主演映画で誕生日当日に祝っていただいて、いい思い出になりました。

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