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なぜスマホに依存する?日本で1番読まれた「売れているビジネス書」ベスト10

学び

その不調、スマホのせいかも

スマホ脳

『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン、新潮社)

 必要なことがあってスマホを手に取ったはずなのに、気づいたら全然関係ないことを始めてしまい、いつの間にか時間が経っている——。そんな状況に警鐘を鳴らすのは、2021年の上半期ベストセラーであるスマホ脳』です。「読者が選ぶビジネス書グランプリ」のリベラルアーツ部門でロングセラー賞に輝いた一冊でもあります。

 わたしたちがスマホに依存してしまうのは、スマホが脳内の「報酬システム」をハッキングし、人間の行動を促す脳内物質・ドーパミンの量を増やすからだといいます。テクノロジーの急激な変化に人間の体がまだ対応できていないなか、スマホ依存を止めるには? 現代を生きるヒントが満載の一冊です。

いつか「旅する」かもしれない世界へ

認知症世界の歩き方

『認知症世界の歩き方』(筧裕介、ライツ社)

 65歳以上の6人に1人が認知症があるといわれている現在、自分や家族もいつか認知症になるかもしれません。しかし、一般的な認知症にまつわる情報といえば、医療従事者や介護者からの発信に偏っていて、肝心の本人からの視点が抜けていたのです

「読者が選ぶビジネス書グランプリ」のリベラルアーツ部門賞にも輝いた『認知症世界の歩き方』は、認知症のある人本人の気持ちや日常生活の困りごとを、認知症世界への「旅行記」として紹介しています。その世界は、少し先の自分、あるいは、自分の大切な人が生きることになるかもしれない世界です。旅のガイドを読んで、まずはこの世界を知ることから始めてみませんか。

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