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維新問題は「もらい事故」。“地上波ゼロ”になった水道橋博士に聞く、今の仕事と生活

暮らし

今の妻との出会いも「伏線回収」

水道橋博士

――今までどんな伏線回収がありましたか?

水道橋博士::一番凄かったのは、今の妻と出会わない時から、お互いに繋がっていたこと。詳しくは『藝人春秋Diary』を読んでほしいけど。そして、妻の祖母が、長く、師匠(ビートたけし)のお母さんと足立区でほぼ一緒に住んでいたことがわかった時が最も凄い伏線回収ですね。

 でも、いろいろやりたい仕事をやらせてもらったけれど、50歳になって、昔やりたかったけど、まだやったことない仕事をやることになったこともあるね。それが「メルマ旬報」の編集者。ボクは昔、編集者になりたかったから人生の伏線回収をしているんだなと。メルマ旬報によって、いろいろな業界や、若手の才能のある人たちと繋がることができた。そういう人たちの生の声が聞こえるのが本当に良かった。

コワーキングスペースで人間観察することも

水道橋博士

――博士は表から裏の情報までなんでも知っているイメージがありますが、どこから情報を得ているのですか?

水道橋博士:ボクがなんでも知ってる感があるのは「メルマ旬報」執筆者60人くらいの原稿を毎日読み続けているから。東京に住んでいるけれども、関西の演芸業界も知り尽くしてるのも、「メルマ旬報」に演芸マニアが集まっていて、その仕事をフォローしなくてはいけないから自然と知識がつく。

 知識を入れる勉強場所としては家ではなく「小杉湯となり」という、高円寺の銭湯「小杉湯」の隣にあるワーキングスペースを使ってる。そこで、本を読んだり、予習復習をしています。あと、リモートワークで仕事をしてる人を見てると「若い人はこうやって仕事をするんだって」すごく勉強になるね。

 あと、そのワーキングスペースで、ボクが連載している雑誌関係の人が打ち合わせしていたりして、挨拶に行くかどうか迷ってやめたりしたことも(笑)。

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