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精子ドナーで年間約70万円の稼ぎにも。米国で盛んな「精子ビジネス」の現実

ビジネス

 2021年末、SNSで知り合った男性から精子提供(性交渉による)を受けて出産した女性が、男性から国籍や学歴を偽られたとして、損害賠償を求める訴訟を起こしたというニュースがあった

スマホ

※画像はイメージです(以下同じ)

 この件でSNS(ツイッター)をのぞいてみると、「生まれてきた赤ちゃんが一番の被害者」や「性交渉して精子提供というのは、ただの不倫」や「子どもを見捨てる母親の無責任な行動のほうがひどい」などと倫理観に関して意見する声が多い。その一方で、「俺も精子提供したい」や「俺も性交渉で精子提供始めようかな」などと精子提供に関して興味があるという声もある。

米国での「精子提供」の現状は?

 お小遣い稼ぎのために精子提供を行なう若者がいると聞く、米国。米国での「精子提供」の現状はどうなのか? ソーシャルメディア(SNS)でも精子提供は可能なのか? 米国では2022年1月に入って、コロナ禍のためスーパーマーケットの品不足が再度、深刻な問題になっているが、「精子」も品不足だという。

 コロナ禍で精子バンクへ足を運ぶ精子ドナー(提供者)が減っているのが一番の原因だが、需要が増えているために供給が追いつかないというのも原因のひとつ。なぜ需要が増えているのか? これまで、「精子提供」を求めるのは主に不妊に悩む夫婦が大半だった。しかし、近年では同性愛者(レズビアン)のカップルや未婚女性(結婚せずに子どもが欲しい女性)の需要も増えたからだ。

米国外にも精子を配送!

精子

 米国の公的機関の認証を得た「精子バンク」の現状をまず見てみよう。カリフォルニア州オークランドで1982年に創業した精子バンク「The Sperm Bank of California(ザ・スパーム・バンク・オブ・カリフォルニア)」では現在、コロナ禍のため、米国外への精子の配送は見合わせている。

 同バンクでは「1980年代初めの各精子バンクでは、同性愛者(レズビアン)や未婚女性への精子提供は行なっていなかった。当バンクでは創業当初からどんな女性にも精子を提供している」という。

 1977年にカリフォルニア州ロサンゼルスで創業した精子バンク「California Cryobank(カリフォルニア・クリオバンク)」では、クリニックでの診療による精子提供がメインだが現在、コロナ禍のため、精子の配送による精子提供を行なっており、米国外の40か国へも精子の配送を行なっている

 品不足とはいえ、海外にも精子を配送するほど、米国では商売繁盛のようだ。

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