岸田内閣は親中派なのか?発言撤回が目立つ首相が外交でも難しい舵取り | ページ 4 | bizSPA!フレッシュ

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岸田内閣は親中派なのか?発言撤回が目立つ首相が外交でも難しい舵取り

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安倍首相から信頼されていた“ある人物“

長谷川榮一氏

首相在任時だけではなく、首相退任後も安倍晋三議員から絶大な信頼を寄せられていた長谷川榮一氏

 内閣広報官は、官邸で実施される記者会見で司会進行役を務めます。第二次安倍内閣で内閣広報官を務めたのは長谷川榮一氏でした。長谷川氏は第一次安倍内閣でも内閣広報官に抜擢されているほど安倍首相から信頼されている人物です。

 ちなみに、第二次安倍内閣は首相秘書官や首相補佐官を歴任した今井尚哉氏をはじめ、経済産業省出身者が要職を占めたことから経産省内閣とも揶揄されました。長谷川氏も経産省出身です。

 安倍首相は退任後も長谷川氏を重用しています。それを端的に示したのが、桜を見る会などをめぐる問題で安倍議員の公設第一秘書が政治資金規正法違反の罪で略式起訴されたときでした。2020年12月24日、安倍首相は桜を見る会や秘書が略式起訴された件を弁明するために記者会見を開きました。この記者会見は、長谷川氏が司会進行役を務めています。

 記者会見の司会進行役は、その名称から抱くイメージとは異なり、記者会見を取り仕切る重要な仕事です。質問しようと挙手している記者を指名する権限や質問内容が不明瞭もしくは長い場合は質問者に注意を促す権限を持っています。記者を指名する権限があるということは、不都合な質問をする記者を指名しない権限も持っているということです

首相にとって懐刀ともいえる存在

山田真貴子氏

菅首相の長男との違法供応接待問題により内閣広報官を辞任した山田真貴子氏

 第二次安倍内閣では、ずっと長谷川氏が内閣広報官を務めました。そのため、首相に不都合な質問をする記者を指名しないという状態が続いきました。

 2020年9月に菅内閣が発足すると、内閣広報官は山田真貴子氏に交代します。山田氏は総務省出身の元官僚で、総務大臣を務めた菅首相からも厚い信頼を得ていました。内閣広報官に就任する前、つまり総務官僚時代に山田氏は菅首相の長男と会食をしていたこともあります。それが違法供応接待問題として国会で追及されて、辞任に追い込まれました。

小野日子氏

前任者の辞任を受けて菅内閣の内閣広報官に就任した小野日子氏

 山田氏の後任には、小野日子氏が就任。菅首相の退陣で、小野氏も内閣広報官を辞しています。そして、岸田内閣が誕生して、新たに内閣広報官に就任したのが四方敬之氏です。

 ここまで見てきたように、内閣広報官は首相に信頼される人物が就任していることが窺えます。つまり、首相にとって懐刀ともいえる存在なのです。四方氏は外務省から内閣広報官に抜擢されました。四方氏を見れば、岸田外交の方向も朧げながらに見えてくるのです。

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