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アルコールも飲み放題、代官山 蔦屋書店「SHARE LOUNGE」を体験。人気の秘訣も聞いた

ビジネス

 自宅で仕事するとなると集中できなかったり、一緒に住んでいる家族などに気を使ったりしてしまうが、テレワークを推奨している企業は増加の一途だ。国土交通省が2021年3月に発表したデータによると、2020年のテレワーク実施者は2019年に比べて9.8%から19.7%へ推移している。それと同時にコワーキングスペースを提供している企業も増え始めた。

 しかし、コワーキンスペースを作りたいのに場所がなく、1畳分のスペースだったり、駅ナカに作ったりと狭くなってしまうのが関の山だ。

SHARE LOUNGE

代官山 蔦屋書店「SHARE LOUNGE」

 そんななか、200坪187席の広々したスペースを提供しているのが代官山 蔦屋書店に12月3日オープンした「SHARE LOUNGE(シェアラウンジ)」。カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 蔦屋書店カンパニー執行役員 店舗開発本部・本部長の安田秀敏氏にその狙いを聞いた。

お客様がそこに来たい空間を創る

 2019年11月にTSUTAYA BOOKSTORE渋谷スクランブルスクエアにオープンさせ、大盛況となった「SHARE LOUNGE」。この2年間で国内に12店舗、海外に1店舗出店。こだわりはこの贅沢な空間の使い方にあるのだろうか。

SHARE LOUNGE

本に囲まれた空間で刺激を受ける

「僕らが大事にしているのは居心地です。お客様がそこに来たいような空間を創ることにこだわっています。もちろん、それに伴って求められるトップライン(売上高)は上がっていくのですが、それを達成するための事業モデルの設計にもこだわっています」

より仕事のしやすい環境を提供したい

 同社は都内の渋谷や田町といったオフィス街などにも「SHARE LOUNGE」を出店。高級住宅地のイメージがある代官山だと利用者も変わってきそうだが――。

SHARE LOUNGE

「新業態に関する出店方針について」説明するCCC 蔦屋書店カンパニー 執行役員 店舗開発本部長・安田秀敏氏

代官山の街はもともと個人でビジネスをされたり、ラウンジを商談に利用されたりする方も多いです。また、代官山 蔦屋書店に併設されているスターバックスで仕事をされている方々に向けても、より仕事のしやすい環境を提供したいと思いました。代官山 蔦屋書店のSHARE LOUNGEの計画には、TSUTAYA BOOKSTORE渋谷スクランブルスクエアのSHARE LOUNGEを企画したメンバーも参加しています」

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