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アルコールも飲み放題、代官山 蔦屋書店「SHARE LOUNGE」を体験。人気の秘訣も聞いた

ビジネス

「ゆっくりと過ごせる」本屋にしたのが勝因

 カルチュア・コンビニエンス・クラブが発表した2020年1-12月の書籍・雑誌販売額は、過去最高の1,427億円となり、前年比110%を達成した。その背景として新規店舗のオープンやTSUTAYA BOOK NETWORKの新規加盟などの展開がある。そして立ち読みを禁止する書店が多いなか、同社は「BOOK&CAFE」スタイルで本と共にゆっくりと時間を過ごしてもらうことを提案している。

『購入前に読める本屋と読めない本屋どちらを選びますか?』といったら読める本屋ですよね。そこで支持されやすかったことも大きかったですし、それの延長線上にあるのがBOOK & CAFEです。購入前の本がそこで読めますよ、という形で本と接する場所をお客様に提供していることが支持をいただいているのだと思います」

 最後に安田氏は、3年を目処に首都圏で「SHARE LOUNGE」を100店舗展開する予定だと語った。

「既存のTSUTAYAをフランチャイズ展開している企業様も、お店のなかでSHARE LOUNGEをやりたいというお話をいただいています。そのときのお客様のニーズに合わせて売場を変えていかなくてはなりません。広げるところは広げて、縮めるところは縮め、順次展開していきたいと思います」

実際に「SHARE LOUNGE」を体験してみた

 取材を終えた筆者は、早速「SHARE LOUNGE」を使ってみた。通常のプランは1,650円(税込み)で、アルコール飲み放題をプラスすると60分2,200円だ。代官山にくるだけでもテンションが上がるが、果たして使い心地はどうだろう。

 広々したスペースもあれば、「モニタ付き席」もちゃんとある。ここなら仕事の打ち合わせもできそう。

SHARE LOUNGE

 1~2人で座れる席。筆者はこのスペースで仕事をした。テーブルの横幅は130cmとかなり大きく、パソコンや資料が広げられるのは嬉しい。さらに疲れたときは外を眺められ、頭をリセットできる。見渡す限り緑に囲まれていて、オープンしてからも一番人気はやはり、この窓側席のようだ

SHARE LOUNGE

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