サイバーエージェント、ライブドアを経てクラフトビール会社を興した男が語る「魅力と収入の覚悟」 | bizSPA!フレッシュ

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サイバーエージェント、ライブドアを経てクラフトビール会社を興した男が語る「魅力と収入の覚悟」

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 日本をはじめ、世界各地でクラフトビールの市場規模はどんどんと拡大している。ここ数年で「クラフトビールマニア」になった人も多いのではないだろうか。斬新な風味のクラフトビールも増え、初心者でも挑戦しやすい商品が充実している。

 山梨県のクラフトビール会社「Far Yeast Brewing(ファーイーストブルーイング)」もそのひとつだ。2019年末に始動した「NIGHT WATCH PROJECT(ナイトウォッチプロジェクト)」では、その第6弾として”甘くてトロトロ”なココナッツプリン&チェリータルト風クラフトビールが10月末に発売された。

クラフトビール

ココナッツプリン&チェリータルト風クラフトビール

 Far Yeast Brewing株式会社代表である山田司朗さん(46歳)は、大手IT企業でファイナンスや役員を経験後、ケンブリッジ大学大学院に留学、そしてビール業界で起業し成功した異色の経歴の持ち主だ。インタビュー前編である今回は、キャリアに対する考え方やこだわり、実体験について山田さんに話を聞いた。

サイバーエージェント、ライブドアでの経験

――まず山田さんのご経歴について教えてください。

山田司朗(以下、山田):今の会社を作ったのは2011年で、今年でちょうど10年になります。その前はサイバーエージェントやライブドアで、ファイナンスや経営企画を担当していました。あと、2003年から2006年までの3年間はヨーロッパで生活していて、そのうち1年間はケンブリッジ大学の大学院に留学しました。

――大手IT企業からクラフトビール業界で独立というのは、かなり思い切った決断だと思います。何かきっかけがあったんですか?

山田:ヨーロッパへの留学時に、現地の小規模醸造所に行ったんです。当初は観光目的だったんですが、実際に見て自分の中のビールのイメージが覆されたんです。それがきっかけで、自分でビールの会社を作りたいと思うようになりました。

クラフトビール業界へ飛び込んだ理由

クラフトビール

Far Yeast Brewing代表の山田司朗さん

――「ビールのイメージが覆された」というと?

山田:それまではビールというと「工業製品」というイメージがあって、大企業が巨大な工場で大量生産しているイメージしかなかったんです。でもヨーロッパでは、伝統的に小規模な醸造所が、その地域に根ざしたビールを作っていました。

 現地ではむしろそのほうがビールとしての歴史が長くて、「本来の姿」だということを知ったんです。「ビールにも文化がある」ということを目の当たりにしました。あとは商業的なビール以外に個性的なビールがあるのを見て、自分でもやってみたくなりましたね。

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