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マッチングアプリで宗教勧誘とマルチ商法に遭った20代男子。怪しい人物の共通点を聞く

暮らし

 近年、マッチングアプリやSNSで出会い、交際や結婚をする人が増えています。しかし、ネット上での出会いは常に危険と隣りあわせ。インターネットを通じて知り合った人と実際に会い、事件に巻き込まれるケースも後を断ちません。

スマホ 失恋

※画像はイメージです(以下同じ)

 今回は、マッチングアプリで出会った女性が実は宗教勧誘やマルチ商法の業者だった、という被害を受けた2人の男性を取材。実際に会うまでの流れや当時の様子などを語ってもらいました。

友人の勧めでアプリを始めることに

 小山大聖さん(仮名・23歳)は社会人1年目のサラリーマン。職場は男性が多く、さらに同期入社は3人しかいないため、女性との出会いは全くと言っていいほどありませんでした。

男性

話を伺った小山大聖さん(仮名・23歳)

「なかなか恋愛の気配がない僕を心配して、大学時代の友人がマッチングアプリを勧めてくれたんです。その友人もアプリで彼女ができたらしく、そんな簡単に彼女が作れるなら、と軽い気持ちで登録しました」

 小山さんが選んだのは、累計会員数が1000万人を超える人気マッチングアプリ。入会時に身分証による本人確認が必須で、安全管理も厳重に行われていると聞いていました。

「僕はマッチングアプリを触るのが初めてだったんですが、とにかく女性のレベルの高さに驚きました。可愛い子が画面いっぱいに並んでるんです」

会員数の多いアプリほどライバルが多い

マッチングアプリ

 この時点で、小山さんの期待値はMAXに。片っ端から「いいね!」を送りまくりました。しかし、いくら「いいね!」を送っても、なかなかマッチングできませんで。

 それもそのはず、会員数の多いアプリほど、ライバルが多く競争率が高いということ。

「もらったいいね!の数が公開される仕組みのアプリだったんですが、1人の女性に500人くらいの男性がアプローチしている状況でした。こんなにライバルがいたら、マッチングできないのは当たり前ですよね……」

 そんな時、小山さんにSさんという1人の女性から「いいね!」の通知が……。

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