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“ぜい肉”だらけ「ライザップ」3年ぶり黒字化で復活か?競合カーブスとの違い

ビジネス

 コロナ禍では飲食店や旅行業界の不調ばかりが報道されていましたが、スポーツジムも影響を受けた業種のひとつです。

スポーツジム

画像はイメージです(以下同じ)

“ぜい肉”(不採算店)を削ぎ落して再スタートを図りたいところですが、以前の水準に回復するのでしょうか。今回は独自路線で地位を築いたRIZAP、カーブスの2社に焦点をあて、スポーツジム業界の今後を予想します

ご存じ、コア層向けのRIZAP

 まずはRIZAPについて見ていきましょう。「結果にコミットする」を謳い文句にビフォーアフターが印象的なCMを流していますが、元は健康食品の通信販売から始まりました。個人に合わせたメニューを組んでくれるプライベートジムで、5万5000円(税込み)という入会金から分かるように決してハードルの低いジムではなく、本気で結果を出したい人だけが集まります

 コースも全16回で32万7800円~と非常に高価です。ただし専属のトレーナーがメニューを組んでくれるほか、定期カウンセリングや食事アドバイスもしてくれます。

 返金保証制度もありますが、指示された通り「高タンパク低糖質」の食事を心がけなければなりません。プロが指導してくれるからこそ、我流の誤ったやり方を回避することができます。

アメリカ発、女性向けのカーブス

カーブス

画像は公式サイトより

 一方のカーブスは1992年にアメリカで始まった女性向けのフィットネスクラブです。日本では2005年から事業を開始しました。入会金は1万6500円と一般的なジムに近く、店舗プランの月額は6000円前後です。

 営業時間内であればいつでも入店でき、何度も通うことができます。運動は30分内で筋トレと有酸素運動を2周するメニューが基本です。ガチガチに鍛えるのではなく、健康維持を目的としたジムといえます。全国に約2000店舗もあるため専業主婦や高齢者にとっても通いやすいでしょう。

 1日6分間、オンラインで指導を受けられる「おうちプラン」もあり、店舗プランと併用することも可能なようです。

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