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創立40周年で「No.1」を狙う、ファミリーマートに新ブランドの狙いを聞いてみた

ビジネス

目指したのは「5秒でわかる」パッケージ

ファミリーマート

スタッフの男性。ファミリーマート店内にて

 そしてパッケージのデザイン全体を「円(=マル)」にすることで、「ファミマルブランドの統一感と刷新感を出した」とファミリーマートの担当者は語る。

「レシピサイトなどで見慣れていると思いますが、商品を真上から撮影することで、インスタ映えのような現代感を出すように工夫しました。それから味の種類や商品のカテゴリの違いに応じて、パッケージの色を変えることでお客様が選びやすくなると思います。

 5秒でわかるパッケージを目指すことを基本方針として、直感的な商品名やキャッチコピーを採用しています。さらにすべての商品名に英訳を併記することで、海外からのお客様に対しても伝わりやすい商品を目指しました。そして店舗で働くスタッフのみなさんにとっても商品を陳列しやすくなることで、働きやすくなってくれればと意識しています」

「お母さん食堂」がなくなったワケ

 これまでもファミリーマートにブランドがあったが、今回のプライベートブランドではどう変わったのか?

「『ファミリーマートコレクション』『お母さん食堂』として展開していた惣菜や冷凍食品、加工食品や菓子、飲料や日用品などに加え、おむすびやお弁当、サンドイッチやうどん、そばやラーメンなど中食商品も『ファミマル』として同一ブランドでお客様に訴求して参ります。大切な家族に安心しておすすめできる品質と、安全性を目指す『ファミリークオリティ』をコンセプトとしています」

ファミリーマート

店内にはずらりと並ぶファミマル惣菜があった

 お母さん食堂といえば「女性が料理を作るものだ」というイメージを与えかねないとして、関西を中心に、女子高校生が署名運動したことも記憶に新しい。新しいブランドへの変更の理由を担当者に聞いた。

「プライベートブランドの強化戦略としてブランドのリニューアルを以前より検討していました。ブランド名を『ファミマル』にした理由として3つ挙げられるのですが、ひとつは『お母さん食堂がファミリーマートのブランドであることが名称から伝わりにくい』。2つ目は『同じく既存のプライベートブランド『ファミリーマートコレクション』と、コンセプトなどにおいて重複する部分があり、ブランドの一本化を検討していた」

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