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「ムダな会議」を撲滅するために、あなたがすべきたった1つのこと

学び

「ムダな会議」を改善する5ステップ

ビジネスイメージ―構想

 具体的にはどうすればいいか、シンプルにまとめてみます。

1)会議の目的を考える
2)会議のタイムスケジュールを決めて、各項目ごとに「決めなければならないこと」を明確にしておく
3)タイムスケジュールを事前に参加者に共有する
4)会議が始まったら、自分から口火を切って議論をリードする
5)議論が錯綜しだしたら、ホワイトボードを使って議論を整理していく

 このようなことができるようになれば、「会議がつまらない」「ムダだ」「眠くなる」と思うことはほぼなくなるでしょう

 とはいえ、このように思ったのではないでしょうか。

「いきなりこんなことできない!」「ハードルが高すぎる!」……もっともです。

 これができたら最高なのですが、いきなり実践するのは少しハードルが高いかもしれません。

 そんなあなたに、「まずやるべきこと」を1つお教えしますね。

まずは「議事録をまとめる」からはじめよう

young asian businessman on white background

 それは、「議事録をまとめること」です。

 社内向けの打ち合わせだと、わざわざ議事録をまとめることはあまりないです。そこがチャンスです。

 ここぞとばかりに、「誰が何を発言したのか」「何が決まったのか」「次回までに実施すべきことは何か」をシンプルにまとめた議事録を作り、会議が終わった直後に参加者全員に共有するのです。

 そんなことが自然とできる若手社会人はほとんどいません。内容の巧拙にかかわらず、「こいつはすごいな!」「やる気があるな!」と思われることは間違いないでしょう。

 そのように地道に会社に貢献していくことで、あなたの実力や評価はどんどん高まっていきます。それが一定に達した段階で、先ほど述べた「生産的な会議にする方法」を実践すれば、あなたはいつも会議をリードする若手エースとなるのです。

 会議をよくするのは、ほかならぬあなたであること。

 まずは議事録をまとめることからはじめること。

 ぜひ、心に留めておいてくださいね。

<TEXT/Shin>

某外資系コンサルティングファームで戦略コンサルタントとして勤務したのち、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定等の業務に従事。ビジネス書作家。ブログ「Outward Matrix」、オンラインコミュニティ「Players」を運営。無料メールマガジンも好評配信中

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