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Amazonが「古本」を始めた理由とは?有名CEO3人の革新的なアイディア

ビジネス

 大企業のトップやスタートアップの創始者など、私たちの生活に役立つ革新をもたらした人物たちは「イノベーター」とも称されます。彼らのようになりたいと憧れる一方で、変化を恐れて、二の足を踏んでしまっている人たちもいるかもしれません。

 そんな人たちの背中を押してくれるのが、歴史を築き上げてきたイノベーターたちの生涯とアイデアを紹介する『いつもの仕事と日常が5分で輝く すごいイノベーター70人のアイデア』(ポール・スローン/TAC出版)です。

 本書によれば、人間には「不要な危険を避け、以前にうまくいったことを繰り返し、快適な生活で満足する」という傾向があるそう。しかし、日常生活や仕事において、彼らの歩みをヒントに行動してみれば目の前に大きな変化が訪れるかもしれません。

現場の声を汲み取った経営経験ゼロのゼロックス・元CEO

xerox

 業務用プリンタなどで知られるゼロックス・コーポレーションの元CEO、アン・マルケイヒーは社内の「コミュニケーション」を重視することで、倒産寸前だった企業を救いました。

 経営経験のなかった彼女が社長に任命された2000年、ゼロックスは負債額170億ドルを抱えるほどの窮地に陥っていました。さらに、不正経理を疑われて証券取引委員会が調査に入るなど、顧客や株主からの信頼も揺らいでいる状況でした。

 そこで、彼女が初めに取り組んだのは従業員や顧客との対話でした。就任当初の90日間は「飛行機で営業所を何か所も回って、会社の失敗について意見がある人の話に耳を傾けました」と振り返る彼女は、のちに「話すことと同じくらいの時間を耳を傾けることに費やせば、その時間は有意義だと思う」と述べています。

 また、彼女は将来のビジョンを提示するべく、数年先となる2005年の『ウォール・ストリート・ジャーナル』の架空記事を作り全従業員へ配布。トップでありながら、現場の声に耳を傾けることでふたたび会社を立て直すことに成功しました。

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