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Amazonが「古本」を始めた理由とは?有名CEO3人の革新的なアイディア

ビジネス

成長に甘んじることなく突き進む野心家のAmazonのCEO

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 スマホやPCから注文するだけで、ありとあらゆるものを購入できるAmazon。その創設者であり、CEOを務めるジェフ・ベゾスは、時代にとらわれず次々と新サービスを生み出し続ける野心家です。

 Amazonのルーツとなったのは、彼が1995年にネット上に立ち上げたバーチャル書店でした。開店から2か月も経たないうちに、売上額は週に2万ドル(200万円)を達成。しかし、彼は成長に甘んじることなく取り扱い商品に電化製品、玩具、衣服をラインナップするなど、事業を拡大させていきました。

 なかでも世間をあっと驚かせたのは、2002年に古本の販売をスタートしたこと。主力商品であった新刊の売り上げを脅かすのは容易に想像できますが、彼は気にすることなく、むしろ「業界にとっても好ましいことだ」と論じて顧客のニーズへ応えていきました

 その後、電子書籍リーダー「Kindle」の販売を開始したほか、ドローンでの宅配などにも精力的に取り組んでいるのは周知のとおり。民間宇宙飛行を提供する航空宇宙会社「ブルーオリジン」も手がける彼の個人資産額は、2018年に1120億ドルに達するといわれています。

従業員に寄り添うマネジメント法を実践したセムコのCEO

セムラー

『セムラーイズム 全員参加の経営革命』 (ソフトバンク文庫)

 ブラジルのコングロマリット(複合企業)であるセムコのCEO、リカルド・セムラーは従業員自身に勤務時間や生産目標、給料を決めさせるというマネジメント法を実践した一人です。

 ブラジルでは伝統として、指揮統制型のいわゆる“トップダウン”の経営スタイルや家父長主義があります。しかし、CEO就任から10年後、ブラジルの経済全体が大きく落ち込んでいた1990年に彼は、経営改革の一環として賃金カットと共に“従業員民主制”の導入に着手しました。

 彼がもたらした取り組みは大きく2つで、1つは、すべての従業員と機密データを含めた会社のあらゆる情報を共有するということ。さらに、自分たちの勤怠管理を任せるのはもちろん、部下が上司の評価を年に2回行い、会社への信用度や経営陣の能力を現場から査定させるということでした。

 のちに「重要な決断は平等に責任を持って行うこと」だと哲学を語ったセムラー。彼の試みにより会社は業績を上げ、1982年に400万ドルだった収益は、2003年に2億1200万ドルにまで成長しました。

 今回、取り上げたのは企業での革新に取り組んだCEOたちの事例、いかがでしたか。彼らがどのように問題と向き合い、行動して結果を残してきたのかを知れば、日常生活にもきっと役立つはずです。

<TEXT/カネコシュウヘイ>

フリーの取材記者。編集者、デザイナー。アイドルやエンタメ、サブカルが得意分野。現場主義。私立恵比寿中学、BABYMETAL、さくら学院、ハロプロ(アンジュルム、Juice=Juice、カンガル)が核。拙著『BABYMETAL追っかけ日記』(鉄人社)。Twitterは@sorao17

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