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岸田文雄首相に早くも「期待はずれ」の声。10月末の衆院選が“正念場”か

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都民ファーストの会は「ファーストの会」に

東京都庁

※イメージです

 とはいえ、選挙は権力闘争です。ガチンコで戦うことも考えられますが、勝つためには敵対勢力と手を握ることも珍しくありません。日本維新の会が自民党に対してどんなスタンスで臨むのかが注目されています

 もうひとつ気になる動きがあります。それが、東京都の小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党の都民ファーストの会です。都民ファーストの会は31名もの都議会議員を抱える都議会第2党です。小池人気の高かった2017年10月には、小池都知事が旗揚げした希望の党で衆議院議員選挙に臨みました。しかし、結果は惨敗。

 今回の衆院選でも、その動向が注目されていました。そして、10月3日に都民ファーストの会代表を務める荒木千陽都議会議員が衆院選に候補者を送り出すこと、党名を「ファーストの会」にすることだけを発表しています

 にわかに永田町は騒がしくなってきていますが、2017年の衆院選は投票率が53.68%でした。有権者のうち、2人に1人しか投票に行っていません。政治家がどう動くのか? どう考えているのかは大事です。しかし、もっとも肝心なのは、私たち有権者の一票です。

<TEXT/フリーランスカメラマン 小川裕夫>

フリーランスライター・カメラマン。1977年、静岡市生まれ。行政誌編集者を経てフリーに。首相官邸で実施される首相会見にはフリーランスで唯一のカメラマンとしても参加し、官邸への出入りは10年超。著書に『渋沢栄一と鉄道』(天夢人)などがある
Twitter:@ogawahiro

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