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飲み歩きが趣味の20代女性が、“おうち時間”に課金しまくったら…人生が変わった話

コラム

 コロナウイルスの影響で、これまでの生活様式が一変して早1年半。大型家具店の店員をしている山村茜さん(仮名・29歳)は、コロナ前は家に帰っても寝るだけの生活だったと言います。

暇な女性

※イメージです(以下、同じ)

「仕事が終わったら、同僚とイタリアンバルや、地元のバーに1人で飲みに行くのが好きでした。職場が提携していたジムにもたまに運動しに行くので、ほとんどまっすぐ帰ることがなかったんです。もともと、人と一緒にいたりワイワイするのが好きなので、じっとしているのが苦手で……」

会社の規則が厳しく、外食もイベントも禁止

 感染拡大が広がるなか、茜さんの会社では会食に関するルールが厳しくなったそう。

ランチは基本1人。休憩室などで買ってきたものを食べるときも、誰とも話さずに、黙食。全然楽しくないですよ。もちろん休みの日に、大勢の人が集まる場所に行くのは禁止。知り合いのDJイベントに行きたかったのですが、それはさすがに我慢しましたね。こんな日々がいつまで続くのかというストレスからか、原因不明の湿疹が体中に出たこともありました」

 茜さんは、自宅には家具などはほとんど持たず、布団とテレビなど、必要最低限の家電や生活用品で暮らしていました。ゲームにも興味がなかったと言います。

Nintendo Switchを買って憂さ晴らし

nintendo switch

「そんななかでたまたま電気量販店で売っていた『Nintendo Switch』と『リングフィットアドベンチャー』を購入しました。周りから“品薄で手に入りにくい”と聞いていたので、もし飽きたらメルカリに出せばいいかという軽い気持ちでした。

 久しぶりのゲーム機だったんですが、Nintendoの有料アカウントに加入すると、ファミコンやスーパーファミコン時代の懐かしのレトロゲームも遊べるので、面白かったんです」

 実際に体を動かすフィットネス系のソフトは、ジムにいけない憂さ晴らしになったといいます。

「『リングフィット』以外にも、イライラしたときは『Fit Boxing』でムカつく相手の顔を思い浮かべながらパンチしています。ジムに行っても、ランニングマシンをちょっとやるくらいだったので、今のほうが運動量は多いですね

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