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フード配達員の“つまみ食い”、米国で問題になっている驚きの実態とは

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「客のドリンクはよく飲んでいるよ」と告白する配達員も

 カリフォルニア州ロサンゼルスでも、隠しカメラで複数のフード配達員がつまみ食いをしている様子を撮影し、つまみ食いしたフード配達員2人に直撃インタビューをした映像が2019年10月31日にテレビニュース番組で報道された。

 テレビのレポーターがフレンチフライ(フライドポテト)をつまみ食いしたフード配達員たち2人に、「さっき、客のフレンチフライを食べていただろう」と追及しても、「食べていない」と配達員たちは答え、「証拠のビデオ映像がある」とレポーターが彼らに伝えても、「食べていない」と配達員たちは言い張りながら去って行った

 番組の覆面インタビューでは、フード配達員の1人が「客のドリンクはよく飲んでいるよ」「フレンチフライ(フライドポテト)もよくつまみ食いする。1、2本だったら大したことないでしょ」と告白している。

 ロサンゼルスでは、車で配達するフード配達員が多いため、人目に触れず車の中でこっそりつまみ食いすることが簡単にできてしまう環境があり、大きな問題となっている。

 フード配達員の不満も前出のアンケートで明らかになっている。「客のチップが少ない」(60%)、「レストランで配達する料理が出てくるのが遅い」(52%)、「客とのコミュニケーションが欠如している」(39%)などが主な不満だ。この不満がつまみ食いの原因のひとつになっているのかもしれないが、「つまみ食いは止めてほしい」と願うのは客としては当然だろう。

米国のフードデリバリー市場は成長

ウーバーイーツ

 コロナ禍で米国のフードデリバリーサービス市場の収益は増えている。2019年の収益は220億ドルだったが、コロナ禍の2020年の収益は265億ドルと増加(市場調査会社「IMARC」調べ)。

 米国で2019年にフードデリバリーサービスを利用した人の数は9500万人だが、2020年に利用した人は1億1100万人と増えている(市場調査会社「スタティスタ」調べ)。コロナ禍で「初めてフードデリバリーサービスを利用した」という人は数百万人というわけだ。

 今年(2021年)のフードデリバリーサービス市場の収益は280億ドルと予測されており、今後さらに成長していくだろう。そのため、「フード配達員のつまみ食い」の問題を早く解決することは必要だ。

不正開封防止シール(Tamper-Evident Label)」を料理が入った袋やパッケージに貼ることを望む客は多い。前出のアンケートに回答した客の85%がこのシールを望んでいるという。

 2020年9月10日放送のロサンゼルスのテレビニュースでは、不正開封の跡がすぐ分かるシールを貼り、さらにホチキスで袋を留めるレストランを紹介していた。

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