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フード配達員の“つまみ食い”、米国で問題になっている驚きの実態とは

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 コロナ禍でなかなか外食できない状況でも、「レストランの美味しい料理が食べたい」と望む人は多い。米国では、週に少なくとも2~3回外食している人が56%、毎日外食している人は6%いる(ホスピタリティソリューション提供会社「Fourth(フォース)」が2019年に1000人へ調査)。

ステーキ

※画像はイメージです(以下同じ)

 特にミレニアル世代(20代後半~30代後半)の男性は、ほとんど毎日のように外食やテイクアウトの料理で食事を済ませている。現在、米国ではワクチン接種が順調に進んでおり、レストランの営業もほぼ通常通りに戻っているが、数か月前まではレストランが閉まっていたり、テイクアウトやデリバリーサービスに限定したりするレストランがほとんどで、外食することが難しかった。

 そんななか、「レストランの美味しい料理が食べたい」という望みを叶えてくれているのがフードデリバリーサービスの配達員だ。フード配達員はコロナ感染の危険を冒して、自転車やバイクや車でレストランの料理を客たちの自宅へ届けてくれる。天使のような存在だ。

2019年の調査では、フード配達員の28%がつまみ食い

 だが、この「天使」たちの4人に1人が「悪魔」かもしれない。「食べ物の恨みは怖ろしい」のだ。自分が注文したフレンチフライ(フライドポテト)の量がいつもより少なくて「配達員につまみ食いされたかもしれない」と思ったら、30%の確率でその直感は当たっている。

 一昨年2019年の夏、米国内で激震が走った。「フード配達員の4人に1人は客が注文した料理をつまみ食いしたことがある」というニュースが全米を駆け巡り、フード配達員が客へ料理を配達中にその料理をつまみ食いしている様子を捉えた動画がテレビやネットで次々と暴露されたのだ。

 このニュースの発信源は、米国の大手食品卸売会「US Foods(ユーエス・フーズ)」のアンケート調査だ。

 同社が大手デリバリーアプリで人気の「UberEats(ウーバーイーツ)」「Grubhub(グラブハブ)」「DoorDash(ドアダッシュ)」「Postmates(ポストメイツ)」のいずれかで働いたことのあるフード配達員497人(21~63歳。中央値は30歳)とフードデリバリーサービスを利用した客の1518人(18~77歳。中央値は31歳)にアンケートを実施(2019年5月9日~13日)したところ、フード配達員の28%が「配達中に客の料理をつまみ食いしたことがある」と回答したことが判明したのだ。

 ちなみに、同アンケートに回答したフード配達員の54%は、「自分が配達している料理のにおいに誘惑されたことはあるが、つまみ食いはしていない」と答えている。アンケートに答えた客は「2つのフードデリバリーサービスを利用し、月に3回、料理を注文する」というのが平均。その客のうち21%は「フード配達員がつまみ食いしたと思ったことがある」と回答している

「お腹が空いていたんだ」と配達員

食事

 自己主張がはっきりしているアメリカ人(米国に住んでいるさまざまな国籍の人たちも含む)。日本の「お客様は神様」という過剰なサービス精神に慣れていると、客に対等に意見を言うアメリカ人には驚くことがある。

 フード配達員も然りだ。自宅に設置した防犯カメラで配達員のつまみ食いを見ていた客が面と向かってその配達員にクレームすると、「お腹が空いていたんだ」と開き直ったというエピソードもある

 このつまみ食いの決定的な瞬間を捉えた映像が、テレビニュース番組で報道された。このエピソードは、まさにコロナ禍の昨夏(2020年7月29日テキサス州オースティンにて)に起きた。

 ウーバーイーツのフード配達員は、配達中に客のバファロチキンウイングの袋に何度も手を入れて食べている。客は防犯カメラでこの様子を見ていたため、つまみ食いされた料理の受け取りを拒否し、ウーバーイーツから料理の代金を返金してもらったという。

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