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「好きを仕事に」元スタイリスト店主が営む、人気かき氷店のヒミツ

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 夏のグルメのひとつでもあるかき氷。暑い日でも、“人気店”と聞くと、ついつい行列に並んでまで食べてしまいたくなるものです。

海の家

※画像はイメージです(以下同じ)

 そんななか、1か月に数万円分もかき氷を食べてしまうほどの“かき氷好き”が高じて開業を決意し、今や行列必至の人気かき氷喫茶の店主となった女性がいます

 7月24日放送の『セブンルール』(フジテレビ)では人気かき氷喫茶「バンパク」店主・伏野亜紀さんの“好きを仕事に”働く姿が紹介され、かき氷への情熱や、ストイックさが話題を呼んでいます。

丸くてふわふわ!SNSでも大注目のかき氷

「バンパク」のかき氷は、丸く盛った氷の頂に、濃厚なシロップのかかった、愛らしい見た目。

 メニューには、和歌山すももみるく、チョコミント、はちみつ檸檬レアチーズ、マンゴー杏仁みるく、イチゴみるくなど、季節のフルーツや、店主・伏見さんの地元、和歌山県の特産物なども取り入れ、常に6種類以上のメニューがあります。

 その美しい見た目や、ふわふわとした食感、独創的なメニューが評判となり、幾度も雑誌へ取り上げられました。また、お店公式インスタグラムでも、かき氷に使われる色とりどりの美しい食材の様子が絶えずアップロードされ、多くの人の目を惹きます。

 かき氷喫茶「バンパク」は、インスタ女子やかき氷マニアをはじめ、多くの人々から注目を集めているお店です。

 ちなみに、店名「バンパク」の由来は、彼女が好きだという芸術家、岡本太郎が太陽の塔を展示した「大阪万博」からだそうです。

前職はスタイリスト。人気かき氷屋店主の意外な職歴

 もともとはスタイリストを夢見て、和歌山県から上京した伏見さん。しかし、番組のインタビューで明かされたのはハードな生涯でした。

 ようやく一人前のスタイリストとして働き始めた矢先に膝を壊し、退職を余儀なくされました。病名は「膝蓋軟骨軟化症」。ハードな労働環境に、一時は歩行が困難なほどに。

 夢が絶たれ絶望の中、伏見さんを支えてくれたのが、大好きなかき氷でした。

 時間を作って、何店舗もかき氷を食べ歩いているうちに、自分で作ることへ興味を持ちます。友人を通じて間借りできるお店を探し、「好きを仕事に」と、かき氷喫茶をオープン。今では開店前から行列ができる程の人気店になりました。

 休日もかき氷の食べ歩きに出かけるという伏見さん。店舗をはしごすることも珍しくなく、多いときは毎週行き、その際は食事を後回しにすると言います。スタイリスト時代に培われたストイックなプロ意識が伺えます。

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