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0.5%「微アルコール」が誕生。アサヒビールの“社外から来た専務”が熱く語る

ビジネス

後追いはせず「Value経営」に舵を切る

 また、アサヒビールは2020年から味や飲みごたえに加え、心地良さや楽しさといった情緒的価値を追求する「Value経営」へと方針転換した。飲む人も飲まない人も互いを尊重し合い、多様性を認め合う、というコンセプトのスマートドリンキングも、その1つ。

 そんな新たな価値を創造するために、どのような成長戦略を描いているのか。

スマートドリンキングについては、ビアリーに次ぐ第2、3弾の商品も市場に投入する予定です。消費者のインサイトを徹底的に分析し、情緒的ベネフィットを導き出したものですので、『新しい体験を生み出せる』と期待を込めていますね。また、アサヒビールは今後、売上よりも『エンタメ』や『スマート』といった“飲み方の多様性”を重視していくことを打ち出しており、現に2020年からビール類の販売数量の対外的な開示をやめています。

 他社との競争や後追いはせず、『飲み方を、もっと自由に、もっと自分らしく』というスマートドリンキングのスローガンのように、これからも消費者志向に寄り添ったアサヒビールの新たな価値を体現できるように取り組んでいきたい」

「点」が「線」として繋がる瞬間が訪れる

アサヒビール

 これまで他業種でビジネスの最前線で活躍し、失敗も成功も多く経験してきた松山氏。最後に読者である若いビジネスマン向けにメッセージをもらった。

「自分の意思を持ち、やりたいことを見つけてみる。そして、まずは挑戦してみること。若いうちは正解を求めがちですが、“やりたい”という気持ちを素直に受け止め、動いてみること。変化を起こそうとすると、周囲と対話したり、都合を合わせたりと自分以外の人を巻き込まないと物事が動いていきません。

 それを繰り返していくうちに、それが連鎖となり、気付けば『点』が『線』として繋がっている。私自身、大学時代に英語のディベートに興味を持ったところから、グローバルへ出ていくことになり、今がある。自分が興味関心を惹くものは何か探してみて、何かひとつでも、思い切ってアクションをしてみるといいのではないでしょうか

<取材・文/古田島大介 撮影/荒熊流星>

1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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