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資産2.5億円のサラリーマン投資家が注目「10倍高が狙える株・10銘柄」

コラム

2ケタ増益を続ける「5倍高期待銘柄」を選別

マネ得

さまざまな業態飲食店を展開する同社は、コロナ禍で前期業績は落ち込んだものの、ロードサイドを中心に展開する独自性もあって今期はV字回復期待あり!

 数ある適時開示の中でも、まず着目するのは決算短信。1日に何十社と発表される日もあるが、増収増益企業だけをスクリーニングして、添付資料の定性分析に目を通す。一社にかける時間は数秒から数分だという。

「理想は10%以上の増益が続いていること。20%増益が9年続くと利益は5倍になり、理論上は株価5倍が期待できる。単年でポンと50%に跳ね上がるような会社より、モノタロウのようにコツコツと連続増益を続ける会社がいい」

 3年程度を見通した中期経営計画(中計)も重要なヒントになる。

「5年後に予想される利益から株価水準を計算できます。もちろん中計どおりにいくとは限りませんが、その実現性を測る指標が『中計発表直後の第1四半期決算』。ここで利益が上ブレしていれば、中計の数字が前倒しで達成される可能性が高まります」

テンバガーを狙うなら時価総額の小さい銘柄

 加えて重要なのは事業の将来性。

「下げたら買いたいと思っているのは半導体関連。この先、EV(電気自動車)も5GもAIもすべて半導体ありきですから成長性は高い。レーザーテックなどはその代表格。テンバガーになるような銘柄はなにかのきっかけで下がっても、そこが押し目となり伸びていく傾向があります」

 ただ、半導体関連は時価総額が大きい。テンバガーを狙うなら、時価総額の小さい銘柄だ。

「人材関連も注目する業種のひとつですが、ギグワークスの時価総額は200億円、ランサーズも100億円。いずれも時価総額はまだ小さいですが、1000億円程度までのポテンシャルはある会社。ギグワークスは直近四半期も強い数字でしたし、ランサーズは赤字ですが黒字転換する予想。5月に出る通期決算が注目となります」

 こうした原石を拾い集めて愛鷹氏はポートフォリオに加えていく。

「資産は順調に増えていますが、理想は自分年金の構築。資産額よりも配当を意識しています。今は年間300万円程度。目標は年1000万円なので、まだまだです」

 贅沢はせず趣味は山、島、秘境へ自転車で旅行することだという愛鷹氏。今回は密かに注目するテンバガー期待銘柄を選別してもらった。その銘柄と投資スタイルを参考に、レッツ・テンバガー!

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