「百人一首で手が触れた瞬間に」コロチキナダルの中1でのいじめ体験 | bizSPA!フレッシュ

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「百人一首で手が触れた瞬間に」コロチキナダルの中1でのいじめ体験

 丸坊主に白いタートルネック、そして特徴的な声から繰り出される「やっべぇぞ!」「イっちゃってる!」などのギャグで、バラエティ番組を席巻するコロコロチキチキペッパーズ・ナダルさん(36歳・@korochiki_nadal)。

ナダル

ナダルさん。取材はリモートで行われた

 コンビとしてのYouTubeチャンネル登録者も20万人を超え、順風満帆そのものと言ってもいい人生曲線を描いているが、学生のころに陰湿な「いじめ」に遭っていたことはそこまで知られていない。

 未成年者の自殺者が右肩上がりで増えているなか、4月からの進学や就職で新しい生活を迎える人も多い。ナダルさんに当時の状況を聞くとともに、同じ悩みを抱えている人たちへのメッセージをもらった。全2回のインタビューのまずは前編をお届けする。

周りすべての女子から避けられていた

――いじめを受けるようになったきっかけは?

ナダル:いじめが始まったのは中学1年生からでしたね。今でこそ、テレビに出てる時は適当なキャラなんですけど、当時はもっと真面目で、まわりにも「やることはちゃんとやれよ」って言うタイプだったんです。

 ちょうど2学期のテストの日でした。開始のチャイムが鳴って「よしやるぞ」と思ってたら、ひとりの女子が「先生ちょっと待ってー、私昨日全然勉強してないねん」って教室の扉付近で言ってるわけですよ。先生が「それはお前が悪いんやないか」って返しても、「違うねん、部活めっちゃしんどかってん」って押し問答してるんですよね。

 正直、自分含めてもう“テストモード”になってて、記憶したことも忘れちゃいそうだからイライラして、そいつが「ほな1分だけ待って〜」とゴネた瞬間に、「もうええて! いい加減せえお前。みんな待っとんねん」って注意したんです

 そしたらですよ。「あ?」って言って、持ってた教科書を「パーン!」って思いっきり廊下に叩きつけたんですよ。ピストル撃ったかのような音で、あれはいまだに耳に残ってますね。その後、僕のほうに近づいてきて、顔を覗き込みながらゆっくりと「いま、入ろうと思ったんじゃ」って言ってきて。

黒板に悪口を箇条書きで書かれた

放課後の教室の黒板

※イメージです(以下同じ)

――突然、相手の態度が急変したんですね。

ナダル:次の日からです、周りの女子の様子がおかしくなったのは。話しかけても何もしゃべらないし、僕が歩いていたら、みんな一斉に避けるんです。その注意したやつは、女子の中でもリーダー格の存在で、通達があったんでしょうね。「あいつ無視するぞ」って。

 体育の授業で走っているだけで「うわ〜走ってる」とヒソヒソされたり、靴を隠されたり、教室に忘れ物を取りに帰ったら、黒板に僕の悪口を箇条書きしてたり……。一番つらかったのは、授業中、手をあげたら、先にあげてた女子全員がみんな降ろしたこと。

 問題に正解したら「そんなん誰でもわかるやろ」、間違えたら「なんで手をあげてん(笑)」っていちいち言われて。それまで、授業で頭の良いとこ見せて目立つことが嬉しかったんですが、以来プレッシャーであげられないようになっちゃって。

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