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スピード離婚を防ぐため、事前にすり合わせたい8つのポイント

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 新型コロナウイルスや緊急事態宣言など非常に厳しい船出となった2021年。仕事もプライベートも、これまでとは大きく変化している人も多いことでしょう。今回は、そんな時期に抑えておきたい「相互理解」についてのお話です

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※イメージです(以下同じ)

 就職活動に続く大きなライフイベントである「結婚」をテーマに、仕事も家庭も大切にしたいビジネスパーソンが結婚前にすり合わせておきたい「大切なこと」について、エン婚活エージェント株式会社代表の私からお話します。これからパートナーとの結婚を考えていたり、仕事も家庭もバランスよく両立したいと考えていたりする人は、結婚前にお互いの考え方や感覚を理解しておくこと大切です。

結婚はゴールではなくスタート

 結婚は、ゴールではなくスタートであり、2人が幸せに向かって歩んでいく素晴らしいライフイベントです。一方で、血の繋がりもなければ、育った環境も異なる2人が生活を共にすれば、考え方や感覚の違いがあって当たり前です。

 だからこそ、結婚はゴールではなくスタートと捉え、考え方や感覚をすり合わせし、相互理解を持続することが最も大切です。それが、長い結婚生活をより良いものに発展させる上で大切であることはもちろん、仕事で活躍しながら家族も大切にすることに繋がり、人生が充実したものになります。

 この問いに対する明確な答えはありませんが、私は「結婚後の幸せ」のひとつを、考え方や感覚の違いを双方が理解し、受け入れられていることで、「家族としての時間も、個人としての時間も充実している状態」だと考えています。これを一言でいうと、相互理解の持続と人生の充実。個人としての時間には、仕事や趣味、友人との付き合いなどが含まれます。

なぜパートナーとの相互理解が必要か

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 近年、「ワークライフインテグレーション」という言葉が提唱されています。これは、仕事と生活を統合させる考え方です。仕事(ワーク)と家庭生活(ライフ)の双方が相乗する存在となりともに高め合うことを目的としています。相乗効果を発揮するためには相互理解が欠かせません。

 例えば、今後のキャリアについての相互理解ができていないなか、結婚や出産後にいきなり「MBAを取得するために海外の大学に行きたい」「起業したい」「転職したい」といった話をした際、快く応援をしてもらえるなんてことは稀です。私の周りでも、結婚前にキャリアにおける「考え方」のすり合わせを十分に行っていなかったがゆえに、前述に挙げたようなキャリア上の「やりたいこと」を断念せざるを得なかった人がいました。

 他にも家事や育児分担についての「考え方」についての率直な話し合いをせずに出産を迎えた共働き夫婦が、出産後の働き方や新型コロナウイルス感染拡大時期のテレワークへの移行などを通じて、片方に負担が増加し、関係性が悪くなったケースもありました。

 以上のようなケースにおいては、その後の2人の関係性にも影響を及ぼし、仕事と家庭生活の相乗効果を生み出しにくくなります。だからこそ、「仕事を大切にしたい」と考える人こそ、結婚前に「考え方」や「感覚」の相互理解ができていることが大切なのです。

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