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「V6のお笑いで育った」お笑いコンビ・ランジャタイの唯一無二の世界観

 お笑い賞レースの最高峰『M-1グランプリ』。2020年の覇者であるマヂカルラブリーは、出演直後からテレビのバラエティー番組、広告契約など数十件の仕事が舞い込むなど、まさに「人生が変わる」ほどの影響力を持つ。決勝に進んだおいでやすこが、錦鯉といったコンビたちもメディア露出が増えており、優勝を逃しても十分な恩恵がもたらされている。

ランジャタイ

ランジャタイの国崎和也さん(写真右)と伊藤幸司さん(写真左)

 今回インタビューするランジャタイの国崎和也さん(33)と伊藤幸司さん(35)も、『M-1』によって人生が変わりはじめている。2020年は準決勝敗退という結果だったが、敗者復活戦で見せた奇想天外ネタ。

 そして合間のフリートークでボケの国崎さんが発した「国民最低ー!」(※視聴者投票のポイントが最も高かったインディアンス・田渕章裕さんが「国民最高ー!」と言ったことに対しての乗っかり)はTwitterのリアルタイムトレンドワードになるなど一時話題に。それが影響してのことだろう、2021年の年始には『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』出演を果たすなど、結成14年、ようやく光が差し込みはじめた。

 インタビュー後編⇛<NSCをクビ、無観客ライブも。ランジャタイが語る「暗黒の地下時代」>はこちら。

時代と友達になれてきた気がする

――2021年はお二人をテレビで見かける機会も増えてきたと思います。

国崎和也(以下、国崎):やっぱり、あそこ(『M-1』敗者復活戦)から全てが変わりましたね。いろいろお仕事入れていただいて。で、『ガキ使』ですよ。ダウンタウンさんが2人揃って僕らの漫才を見てくださることなんて、めったにないことですからね。

伊藤幸司(以下、伊藤):松本さんムキムキでしたね。何か残さないとっていう意味で、とにかく全力でやりました。

国崎:ネタ自体、結成したときからなにも変わってないんですけどね。だからここ最近の出来事は「えー!」っていう驚きの連続ですね。この取材とかも「えー!」ですよ。

伊藤:「時代が追いついた」なんて表現がありますけど、時代と友達になったのかもしれないです。はやく親友になりたいですね。

国崎:手応えもとくに感じてなかったので、ほぼ周りの方の力が大きいですね。天竺鼠の川原(克己)さんがYouTubeに出してくれたり、あとPOISON GIRL BANDの2人もずっと面白いって言ってくれてて。それまでずっと滑り続けてましたし。

ランジャタイは「ボケとリアクション」

ランジャタイ

――基本的にネタ作りはどのようにされてるんですか?

国崎:僕が全部考えて、リアクションを彼にやってもらって。

伊藤:「リアクション」っていう認識なんだ。

国崎:家で動画を撮りながら作ってますね。いろいろな動きをしてみて、面白かったものを採用していくっていう。

伊藤:僕はその面白いと思ったやつを見て、気づいたことをそのまま話しかけていく流れですね。普段のライブなんかは、軽く合わせて本番にいくっていう感じです。時間の縛りがなかったら10分以上延々とやっちゃうんで、怒られたりもしました。

国崎:賞レースの前は合わせる回数が増えますけどね。敗者復活戦のネタは、もともと6分以上あったものを4分にまとめています。でも、その3日前くらいでしたかね、ぎっくり背中になっちゃって……あ、ぎっくり腰の背中版みたいなもんです。それで全く動けない状況になっちゃって、整体の先生いわく「なんとか4分なら動いていいよ」っていうことで、あまり動きがないネタを選んだ結果、あれになりました。

伊藤:普段の首の動きがよくないんでしょうね。どんどん蓄積されていって、それが3日前くらいにバーンと爆発しちゃって。

国崎:『ガキ使』でやった谷村新司のネタとかね。「ヒゲを追う」っていうだけのネタなんですけど(笑)。

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