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好みの日本酒がわからないから、AI(人工知能)に選んでもらってみた

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どうやって味をオノマトペに?

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判定結果に合わせた12種類のオリジナル日本酒「オノマトペ酒」を販売。

 どうやって味覚をオノマトペにまとめたんでしょうか。企画に携わった博報堂アイ・スタジオ広報の妹尾美樹さんにお話を聞いてみました。

「利き酒師の監修のもと、精米方法や食前酒・食後酒などといった大きな分類から、さらに細かくして12種類の味に分けました。その上で、10人くらいで飲みながら『これってどんな感じがする?』とディスカッションを重ねて、オノマトペの名前を決めていきました」

 その過程は意外とアナログだったようです。オノマトペという着目点もそうですが、AIとお酒選びを融合させるという試みがとても新鮮。体験後はアトラクションを楽しんだような感覚に浸っていました。

 なんとなくで選んでいた味の好みですが、AIで導き出された答えは納得感がありますし、愛着もわきますね。妹尾さん曰く「日本酒だけでなくお茶やダシにも展開していけると思います」とのこと。AIの可能性に期待が膨らみました。

 日本酒バー「BAR YUMMY SAKE」は5月30日~6月3日の期間限定のため、すでに終了していますが、「未来日本酒店」の代官山店、吉祥寺店で同じ体験が可能です。いつもと一味違ったお酒の楽しみ方を体験したい人は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

<取材・文・撮影/ツマミ具依>

企画や体験レポートを好むフリーライター。週1で歌舞伎町のバーに在籍。Twitter:@tsumami_gui_

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