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好みの日本酒がわからないから、AI(人工知能)に選んでもらってみた

「これ、飲みやすいですね!」

 日本酒をくいっと飲んだ私のコメントはいつもこう。「また同じこと言ってるな……」と心の中でツッコミをしながら、飲みやすいかどうかという判断基準しかない自分を恥じています

 甘口、辛口、スッキリ、まろやか……と日本酒を表す表現はいろいろありますが、自分がどんな味が好きなのかよくわかっていません。だから日本酒を選ぶときは、パッケージや値段、人気商品かどうかで何となく決めています。ほぼノリです。

味覚タイプをAIが診断してくれる

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「情報に左右されず美味しいお酒と出会ってほしい」というコンセプト

 そんな私のような凡人のために、画期的な日本酒の楽しみ方があると聞いてやってきたのが、東京・渋谷区に期間限定でオープンした日本酒バー「BAR YUMMY SAKE」。味覚タイプをAI(人工知能)によって診断し、利き酒師の監修を元にした12種に分類された日本酒のうち、自分にぴったりなものを判定できるというものです。

 その判定は「ホワホワ」「パタパタ」「ユラユラ」といったオノマトペ(擬音語)で表現されています。難しい用語や専門的なルールを知らなくても直感的に選べるのがミソです。

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集中してお酒と向き合う。品評会の審査員気分

診断開始!薄暗い部屋で味覚と向き合う

 では、早速体験してみましょう。まず頭に視覚を限定的にするウェアラブルデバイスを装着。自分対お酒という空間を作り、しっかり向き合えるようにするのが狙いです

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10種類の日本酒。少量だが全て飲むとコップ1杯分に相当する

 薄暗い部屋に用意されたのは10種類の少量の日本酒。銘柄や特徴などの情報は一切ありません。情報に惑わされずに自分の味覚に集中するためです。実際に、銘柄や価格・製品特徴などを知ると、味の評価に差が生じるという調査結果も出ているそうですよ。

 スマートフォンで専用サイトにアクセスし、入力画面を表示して準備完了。ウェアラブルデバイスから流れる案内音声に従って試飲コップを1つずつ口に運んでいきます。

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好きな気持ちをハートの数で示す。専用サイトはデザインも凝っていた

 評価方法は、好きか嫌いかの5段階評価と、表示された3つのオノマトペのうち、直感で近い言葉を選ぶというもの。五感を最大限に開放させて味わっていきます。

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評価に悩んでいたら音声案内のテンポから遅れてしまった

 えーっと、これはまぁまぁ好きな味だから、評価4。オノマトペは、「ビュンビュン」「トロトロ」「スルスル」のうち「トロトロ」かなぁ~。

 このように、飲む→記録→飲む→記録を繰り返していきます。後半に入ると頭がこんがらがってきて軽くパニックに。味覚をオノマトペで当てはめていくことなんて初めてなので意外と頭を使います。

 全て飲み終わった後は、卵焼きや梅干しなどの好みの味付けを選択して、回答を終えました。