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「イイ女に変えてやるよ」モラハラされた女性に起きた“劇的な変化”

暮らし

マッチョなのは見た目だけじゃなかった

暴力 男性

「彼は私を自分色に染めたがっているようでした。『俺がお前をもっといい女に変えてやる』みたいな。まあ、真意は自分好みの女に変えたいだけなんですよ。あと彼は、筋トレにご執心でした。私はあまり興味はなかったけど、人によっては割れた腹筋が好きだったり、同性からも評価されたりするじゃないですか。

 マッチョであることに絶対の価値があると思い込んでましたね。今にして思えばちょっと気持ち悪い(笑)」

 彼氏という特権を行使して、交際相手をコントロールしようとする習性。“男たるもの”というマッチョな意識が強い……。それは間淵さんからしたら「勘違い」に他ならなかったのです。

「女癖も悪くて、同僚からいろいろとタレコミが来るんですよ。休日に職場の近くで他の女の子と一緒にいるところを見たとか、普通に元カノと会ってたよとか。そのくせ、私が男友達と連絡を取り合ったりしていると、いきなり怒り狂って物を投げつけてくる

 支配的な態度をとられた上に、浮気癖やDVに悩まされていたという間淵さん。それでも、将来のことは真剣に考えていたそうです。

思い切って、関係を強制終了

「達也は古風な家の育ちということもあってか、付き合って早々に親御さんに紹介されました。よく『結婚しよう』と言ってくれましたね。彼の本音としては、私に今の仕事をやめて、地元で一緒に暮らしてほしかったみたい。真剣に考えてくれていたのは嬉しいけど、私の立場からしたら、知り合いが誰ひとりいない、見知らぬ土地で暮らすのは不安しかないじゃないですか。でも、そのことを伝えると逆ギレ、そして暴力ですよ

 別れたきっかけはどんなことだったのでしょうか。

「つもりにつもった気持ちをメールでぶつけたんですよ。そうしたら『会って話そう』って言われました。会うのは怖かったけど、これで最後だと思って今まで思ってきたことを正直に話したら、いきなり号泣して……。私もなんだか情がわいてしまって、その場では縁を切ることができませんでした。でも後日、彼の留守を見計らって合鍵で部屋に入り、私物を回収して交際を強制終了しました。

 職場が同じなので、しばらく気まずい空気がありましたね。周りにも気を遣わせちゃうし。でもそれ以上に、別れたことで好きな服も着れるし、解放感のほうが大きかった

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