2浪&4浪した東大生が感じた“現役組とのギャップ”「飲み会はなぜか別々の組に」 | bizSPA!フレッシュ

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2浪&4浪した東大生が感じた“現役組とのギャップ”「飲み会はなぜか別々の組に」

キャリア

 国内で最難関と言われる東京大学。その現役合格者は全国有数の進学校出身者が多数を占めます。あえなく不合格となった学生のなかには東大を諦めきれず、浪人の道を選択する人も少なくありません

東京大学

東京大学の赤門

 東京大学多浪交流会は、浪人を経て東大に入学した学生メンバーで構成されたサークルです。入会資格は2浪以上で東大の学生であること。2016年の発足以来、「全国の浪人生を励ましたい」という理念の下、受験生・浪人生を応援する活動を行い、2021年2月には『多浪で東大に合格してわかった 本当にやるべき勉強法』(KADOKAWA)を上梓しました。

 多浪してまで東大に入学したかったその理由とは? また現在の学生生活で何を思うのか? 東京大学多浪交流会のメンバー6人から話を聞いてみました。全2回にわたるインタビューの前編です。

集まってくれた“東大多浪生”たち

――東京大学多浪交流会のみなさんに集まってもらいました。まずは簡単な自己紹介をお願いします。

安田知明(以下、安田):東京大学多浪交流会の副代表を務めています安田です。理学部物理学科3年生です。浪数は2浪で、予備校に2年間通って東大に入りました。

浦彩人(以下、浦):工学部機械情報工学科3年生の浦彩人と申します。安田さんと同じく予備校に2年間通って東大に入りました。

坂本新悟(以下、坂本):薬学部の3年生です。浪数は2浪で、現役のときに東京工業大学に合格して2年間の仮面浪人を経て東大に入りました。

――東京大学では、例外なく1〜2年次は教養学部(前期課程)に所属することになります。安田さん、浦さん、坂本さんは3年生ということで、専門学部(後期課程)に進学しています。

杉山太一郎(以下、杉山):今年、前期課程の理科二類に入学した杉山です。浪数は4浪です。3年間予備校に通ったあと、一橋大学に入学。それから1年間の仮面浪人を経て合格しました。進みたい学部はまだ決まっていなくて漠然とした状態です。

鈴木七瑠(以下、鈴木):同じく今年理科二類に入りました鈴木です、現役で慶応大学に入学したのですが、東大受験を諦めきれず、2年間仮面浪人しました。将来は理学部の数学科か、物理学科に進みたいと考えています。

平野秀大(以下、平野):理科二類2年の平野秀大です。浪数は2浪です。1浪目に北海道大学に合格し、1年間仮面浪人して東大に入りました。将来進みたい方向は杉山君と同じくまだ決まっていません。

多浪してでも東大に入りたいワケ

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杉山さんが一浪のときに使っていた手帳。日々の勉強時間が書き込まれている

――みなさん2浪以上を経て東大に合格しているわけですが、東大に入るメリットや魅力はどんなところだと思いますか。

安田:もともと僕は物理学分野の研究職に就きたいと思っていました。東大はそのあたりの研究機関として強みがあって、東大でしかできないこともあります。研究者としての将来を考えると多浪してでも東大に入るべきだと考えていました。

:東大は1、2年次の前期課程があるように学部と専攻が決まっていない状態で入ることになります。2年次に進学振分け(進振り)制度というものがあって、その時点で希望する学部を決定します。

 他の大学だと、学部ごとに進路がある程度、似かよった者同士が集まるけれど、東大の場合は多種多様な将来を見据えた人たちが同じ授業を受けるという特殊な環境にあります。

 特定の分野に囚われずにいろいろな知り合いが増えて、人脈を作れることが魅力のひとつですよね。私も入学当初は進みたい学部はあやふやな状態でしたが、前期課程での出会いは、進路を決める上でおおいに参考になりました。

杉山:僕も浦さんと同じで、やりたい勉強は決めてないまま入学しました。中高でまったく興味がなかった勉強も、一般の必修科目としてやらないといけない。そのなかで新しい発見があるのも東大の良さなのかなと思います。

多浪で東大に合格してわかった 本当にやるべき勉強法

多浪で東大に合格してわかった 本当にやるべき勉強法

何年もかかったからこそ伝えられる、真に必要な勉強法をこの1冊に凝縮。2浪以上の現役東大生のみが入れる東京大学多浪交流会による、合格の極意

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