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仕事のミスを「自分や他人のせいにする」のが“無意味”であるワケ

学び

後から嫌な気持ちになっていく

評価

 でも、じゃあ「オレのせいじゃないんだな、環境や他の人のせいなんだな! よし、匿名コメントまき散らしてやるぜ」というのが正しいのか? というと、それもなんか違和感がありますよね。

 世界が悪い、政府が悪い、首相が悪い、都知事が悪い、業界団体が悪い、社長が悪い、部長が悪い、上司が悪い、同僚が悪い、先生が悪い、生徒が悪い、親が悪い、子どもが悪い、制度が悪い……これらは、全然間違っているとは思いません。

 誰か一人だけに責を負わせるのは難しいとしても、あなたは「あなた以外の誰か」のミスや能力不足、視野の狭さをあげつらい、怒り、嘲笑い、自暴自棄になることができます

 しかし、それが何になるんでしょうか。突発的にネガティブな反応をすることは、一瞬気持ちいいですが、後から嫌な気持ちになっていきます。

不平不満を言って損をするのは自分

 そして、そのような反応をすることがクセになると、周りの人は「ああ、この人はいつも何かに不満を言っているな」「その割に自分自身で何かを変えることはしないんだな」と感じ、あなたから離れていきます。

「周りの環境や人のせいである」は間違ってはいないです。でも、それをすることで損をするのは間違いなくあなたです。嫌な気持ちになり、突発的にネガティブな反応をする癖がつき、性格も歪んでいき、表情にも出ます。

 そして、周りの人はあなたからそっと離れていきます。結果、あなたの周りにいるのは、同じように周りに対して不平不満をぶつける人、もしくはネットで構ってくれる人だけになります。「それがオレの目指す理想の生活だ!」というのであれば止めませんが、シンプルに損じゃね? とぼくは思います。

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