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64万円で孤独死物件を購入、激安リフォームして賃貸で稼いだ男

コラム

 収まるどころか拡大の一途を辿るコロナ禍により、生活不安はますます加速、おまけに冬のボーナスは減り、明日への希望が持てぬままに迎えた年明け……。

リフォーム

 だがそんななか、月5万円でも利益を出す、まだまだ稼げる副収入を徹底調査!

事故物件を激安でリフォームし月3万円の利益に

 派遣エンジニアの傍ら、「激安大家業」で副収入を得ている田口哲さん(仮名・43歳)

「サブリースの副業を調べるうちに『BIT』という競売物件情報サイトで運命的な出合いをしたんです」

 田口さんが見つけた北関東の物件は、駅から徒歩7分のワンルーム。孤独死があった事故物件のため80万円で競売にかけられていた。

「精査した結果、管理費や修繕積立金の滞納がないことがわかったので入札を決めました」

「安ければ何でもいい」と問い合わせが殺到

副収入

「事故物件でも安ければ借り手がつくことがわかった。今後も買い増す予定」という(写真はイメージです。実際の物件とは異なります)

 競売の最低入札価格は売り出し額の8割であるため、64万円で即落札。ライバルは不在だった。

「死臭の染みついた布団と家財道具は小分けにして一般ゴミとして廃棄し、壁紙張り替えとクリーニングは業者に頼み、リフォーム代の総額は約10万円でした

 不動産会社には事故物件であることを告知し、同じアパートの他の部屋より1万円安い4万3000円で貸し出します。すると、安すぎない値段が奏功し、「安ければ何でもいい」と問い合わせが殺到した。アパートの他のオーナーににらまれず丸く収まったという。

「利益は管理費と固定資産税を差し引いて月に3万円ほど。経費は3年足らずで回収できそうです」

副収入

不動産の知識と競売、リフォームの手間がかかるが、後は管理業務のみ。激安買い上げのため借金リスクも負わない

<取材・文/週刊SPA!編集部>

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