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2~3年目は要注意。仕事に慣れてきたら「自分の失敗」を振り返ろう

学び

 他にもさまざまなパターンの“仕組み“を自分の中に持っておくといいでしょう。

 例えば、「忘れない仕組み」。

雑談で出た話を忘れない部下は評価される

女性 ビジネス

 上司とちょっとした雑談をしている時、「来週月曜日の朝にあの本持ってきてよ」と頼まれたとします。そういう雑談のときに出た依頼って、ついつい忘れてしまいがちですよね。

 しかし、会議でもなく、商談でもなく、雑談で出た話を忘れずに実行できる部下を、意外と上司は評価するものなのです

 この場合、「話が終了した瞬間に自分にリマインド連絡」することで“うっかり忘れ”をしない仕組みを作ることができます。

 私であれば立ち話が終了した瞬間に、スマートフォンのタスク管理アプリで簡単なメモと時間を設定して、翌週月曜日家を出る前の時間にアラームが鳴るようにリマインド設定をしておきます。

 自分にリマインドするクセをつけていくことで、自分の中に「忘れない仕組み」ができ上がってきます。

「頼まれた本を持ってくる」というちょっとしたことではありますが、上司からしたら、「雑談でしていた小さな約束も守れる部下」という印象をつけることできるのです。そしてまたそういう部下を上司は意外と可愛がるのです。

20代の失敗は会社も折込済みである

 失敗をして落ち込むことはあるでしょう。

 しかし、会社はまだまだ20代である皆さんが失敗することは織り込み済みですし、上司もみなさんと同じように失敗を数多く繰り返してきているのです

 大事なのは、その失敗をどうやって仕組み化して失敗確率を下げ、2度と繰り返さないようにするかです。

 誰だってミスをして怒られるのは避けたいですよね。そのために、自分の中にいろんなパターンの仕組みを作っておきましょう。

<TEXT/秋沢崇夫>

1981年生まれ。株式会社ニット代表取締役。2015年3月にチーム制オンラインアシスタントサービス「HELP YOU」を開始。現在約400名のアシスタントのマネジメントを行う

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