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2~3年目は要注意。仕事に慣れてきたら「自分の失敗」を振り返ろう

学び

 新年度に入り、早3か月が経過しようとしています。そろそろ新しい環境にも慣れてきた頃でしょうか?

 しかし、慣れてきたからといって油断は禁物。その“慣れ”が、大失敗につながることは多々あります。

ビジネスウーマン

※画像はイメージです(以下同じ)

 これまでに多数のメンバーと仕事をしてきて、現在は企業代表として400人のアシスタントのマネジメントを行う私ですが、若い頃はよく大きな失敗をして上司や先輩に怒られました

 その経験も踏まえて、今回は20代の若手社員が上司に「こいつ……できる奴だな!」と一目置かれる“4つの力”(確認力、報告力、把握力、仕組み力)のうち、最後のポイントの「仕組み力」についてお話ししたいと思います。

入社2~3年目は失敗確率が上がる要注意時期

 入社2~3年目といえば、会社にもだいぶ慣れ、仕事も一人で一通りのことはできるようになってきている頃ではないでしょうか。

 その時期の“慣れ”が、実は一番の危険信号なのです

 あれは私が入社2年目のことでした。

 営業マンだった私は、早く成果をあげたいがために契約に関する特約事項をお客さまにしっかりと説明せずに契約を取ってしまった、ということがありました。

 契約が取れた時は成果が上がったことで、上司にも褒められ、社内でもかなり鼻が高い状態になっていました。

契約は取れたのに、まさかの事態に…

資料 女性

 しかし、その後案件を進めていく中で、お客様から「秋沢さんからは契約時にそんなこと聞いていない」と言われることが、徐々に発生してきたのです。

 そうなると状況は一転、結局私の説明が不十分だったばかりに、最終的に契約は破棄、準備していたパートナー企業や社内関係者へは謝罪周りをすることになり、会社に大きな損失を与える形となりました

 すべては業務に慣れてきたからゆえの怠慢さが招いたことで、伸びていた鼻はポキっと折られ、自分の未熟さを悔やみ、完全に自信を失ってしまいました。

 若い頃だけではなく、社長になった今でも失敗をよくしますし、新規事業や新しく何かを作る時は失敗の連続です

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