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29歳で貯金が1000万に達した総合職女子の憂鬱「友人も恋人もいない」

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もう少しで貯金1000万円に達するが…

貯金女子

 とはいえ、女性ならメイク用品やオシャレにある程度、お金はかかってしまうんじゃないでしょうか。

「メイク用品は大半が無印良品や100均です。洗顔やシャンプーは、ドラックストアの特売品で1番安いものをチョイスしてます。洋服も冬物のコートやジャケットはある程度、高いものを購入しますが、そのかわり飽きがこないデザインをチョイスしてるんで、最低3年は着ます。夏物はファストファッションでしか購入しません。洋服と化粧品を合わせても年間20万円もいきませんね

 ブランド物にも全く興味がなく、エステやジムに行った経験もないんだとか。そんな節約を続けた結果、あと30万円ほどで貯金1000万円に達するそうですが、なぜか浮かない顔をしています。

「特に『1000万円貯めよう』っていう目標を持っていた訳でもなく、節約が楽しくて続けていたら自然と貯まっていった感じで。大金は残ったけど、今、私に何もないんですよね。趣味も特技も貯金と節約だけ。その話をする友人もいないし、恋人もいないし、何より人との思い出がないんです

貯金以外の趣味が何もない

 無駄使いや人からの誘いを断ち続けた結果、ここ数年で覚えていることといえば、家と会社を往復したこと、それから貯金残高についてだけだったそうです。

「この前の週末にふと、『誰かとたまにはランチにでも行きたいな』って思ったんですが、誘う相手が全く思い浮かばないんです。一応、友人とカテゴライズ出来る人はいますが、気軽に誘うことはできません。今まで散々断ってたのに、いきなり誘えないですから……」

 20代も後半になり、結婚・出産を経て、家族が増えていく知人の姿をSNSで見ると、憂鬱な気持ちを覚えるようになったといいます。

「25歳くらいの時には本気で『結婚なんて、お金がかかるだけで絶対に嫌だ』って思ってたんです。それが最近は羨ましくなってきて……。でも合コンのような出会いの場も『お金がかかるから行きたくない』と、断っていたせいで、もう誰からも誘われなくなってしまいました

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