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コロナ自粛前の生活に「戻りたくない」と、20代男子4人に1人が答えたワケ

学び

営業マン「コミュニケーションに限界を感じる」

 また「娯楽がない」という声も。人が多く集まってしまうため、映画館、美術館、水族館などの娯楽施設はすべて休館に。映画は多くの作品が公開延期、ライブや演劇、イベントは開催中止・延期を余儀なくされました。

 5月25日の5都道府県における緊急事態宣言の解除により、映画館、美術館、水族館の再開など徐々に日常を取り戻しつつあります。しかし、8月8、9、10日に開催予定だった「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」などの大型フェスも中止になり、すべての通常開催にはまだまだハードルがあるようです。

「元に戻ってほしい」という人の中には、職種ならではの意見もあるようです。商社で営業マンとして働くAさん(男性・29歳)は「取引先とのコミュニケーションに苦労している」と話します。

「4月になって新しい取引先と仕事することが増えたので、ビデオ通話などオンラインのコミュニケーションに限界を感じています。良好な信頼関係を築くためには、やはり対面での営業活動が必要不可欠だなと……」

「元の生活に戻りたくない」その理由は?

通勤ラッシュ 電車ホーム

 続いて「元の生活に戻りたくない」という人のコメントを見ていきましょう。

出社して仕事をするより在宅がラク
通勤がないのがいい
(戻ったら)仕事が増えそうだから

 自粛によって、テレワークを導入する会社が多くみられました。今までは毎日出勤することに何の疑問も持っていない人も多かったと思います。会社に行かなくても仕事ができることが判明した職場では、テレワークの継続、オフィスをなくす動きも始まっているようです。
 
 また、外出自粛によってJR東日本では、4月8〜10日朝の通勤時間帯の利用者数が、2月頭に比べて6割減となっていました。ぎゅうぎゅうに詰め込まれた身動きの取れない電車内や人身事故・車内トラブルによる遅延など、通勤電車はストレスでいっぱいです。もとの生活に戻りたくないという理由は、ほとんどが「仕事関連」のものでした

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