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テレワークで「機械音痴すぎる上司」に困惑。やまないハウリングに若手社員は…

学び

職場のITリテラシーの低さに驚いた

 ITにまったく適応できていない上司を持つのも不幸ですが、一方でヘンに適応されて困ったという事例もあるようです。ITベンチャーから流通業に転職した森田 篤さん(仮名・30歳)は、職場のITリテラシーの低さにまず驚いたのだとか。

「このご時世、流通もデジタルシフトに励んでいて、IT人材を募集していたところに応募して採用されました。ただ、入社してみると、PCツールすら活用できない社員が多くて、時代に取り残されてる印象を強く受けました。

 しかし、中高年社員の中でも『今のままでは会社が成長できない』と危機感を持っている人もいて、そんな人たちと新しいプロジェクトに携わっています」

なぜかゲーミングヘッドホンが光る

ゲーミングヘッドホン

「ただ、妙な活用だけを覚えてしまうのも問題で、先日は、リモート会議にアプリのフィルターをかけっぱなしで参加した上司がいました。恐らく、プライベートのZoomで使った設定が残っていたんだと思うのですが、顔がキュウリになっていても誰も指摘できず……(苦笑)。

 それと、中高年社員のほとんどはマイク付きヘッドホンを持っておらず、息子に借りる人が多いようです。とある部長はゲーミング用のゴツくて光るヤツを付けるようになったのですが、ハゲ頭にヘッドホンを光らせながら真面目な話をされても、ギャグにしか見えなくて(笑)。ここのところ、笑うのをこらえながら会議に参加しています」

 はた迷惑な事例からクスッと笑っちゃうものまで、程度に差はあれど、新型コロナの二次被害がいち早く収束することを願うばかりです。

<取材・文/阿形美子>

1994年生。大学卒業後、フリーの編集・ライターとして活動中。底抜けの飲んべえゆえ酒ネタが多いが、インタビューやモノ記事、カルチャーネタなどもカバーする。Twitter:@agata_yoshiko

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